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楊貴妃さん (7oskzwxe)2021/4/6 03:34 (No.73577)
ハッピーエンド・ルート前日譚
参上、その名は灯







 みんなって、悪魔とか悪い神様に出会したことはあるかな。
 僕はあるにはあったけど、どちらかと言えばそれは御近所さん的な付き合いだしなんだったら京都って元からそう言うところだ。
 とは言うものの異変にはやっぱり敏感なのが人間で、個人的には気になった場所へ赴いているのは清水寺。青い光がゆらゆらと見えているからどうしても、どうしてもと言う感じで。親の目と耳を盗んで、徒歩でやってきた。
「どうしたものか、来たはいいが誰も居なければ狐火も浮かずに幽霊も見えない。京都は元からそういう土地のはずなのに、逆に不気味だ」
 入り口だって誰もいない。無賃入場した上で、舞台を見下ろす。自分だけが月光に照らされて、その他周りは静寂と闇が此処は我が縄張りぞと言わんばかりに広がり、相対的に月光は止まることを知らずに強くなる。清水の舞台は、まるで誰かお姫様を見つけたかのような明るさを誇る。
「ねぇねぇ」
 _____声が聞こえる。
 振り向くと茶色のロングヘアー、色白でスタイルがいいコートを着た美人がそこにいる。
 目が合えば、今まで感じてなかった目線や気配が息を吹き返したように湧き上がる。
「丁度良かった、此処を一人で歩くのが凄く怖くってねえ」
「僕だって慣れてるわけじゃないですよ」
 言葉少なめに見つめる。
 なんとなく彼女を見ていると、懐かしい感覚に近いような、慣れた感覚が身体に染みる。しかし、それとは別に恐怖も覚える。何故なら、後ろには既に異形が集まっている。
「僕は比嘉屋省吾、貴女は?」
「私の名前?えっとね……」
 彼女はゆっくり黒コートに腕を入れてから、拳銃を引き抜いて異形を撃ち抜く。風貌からして退魔師か。いや、なんか違う。退魔師だったらもう少し霊力か何かが感じれるはずなんだけど。
「生き残ったら話してあげる。さあ、一緒に戦ってね?」
 彼女が後ろ手で渡してきた拳銃を受け取って、戦わなきゃいけないと構える。
が、一つ考えてみるとおかしい。警察でもないのに銃を持っているということは考えられるのはマトリか退魔師。だけどマトリはそもそもこんな所で囲まれて拳銃を抜こうとは思わない。何故なら武器の威力とは別に、霊力というものが必要になってくる。それも、相手によってそれ相応のものを、だ。
相手は既に頭を撃ち抜かれて倒れ伏している。ということは間違いなく、彼女は退魔師なのだろう。尚更自分に武器を渡してくる必要性を感じない、だって自分は民間人だもの。神様からの贈り物という霊力すら持ち合わせてない。
「僕が撃っても、あれにダメージは与えられませんよ」
「パニックになってないなら良いの。さあ、念じて撃ってごらん?『僕でも妖は倒せるぞー!』って」
彼女は目の前の大量にいる悪魔を、かっこつけなのか二丁拳銃を使いながら戦っている。銃声も上がっているが、それに比例して屍は増える。
こちら側を見れば居るのは顔が凶器に染まり唾液を垂らすことも厭わない悪魔、あの類は魔人だろうか。言語化したくない笑いを浮かべながら迫ってくる相手に向かい、こんなやつに殺されるシーンを見たくはないので目を瞑りながら引き金を引く。
バンッ!チャリン……と音が前から響く。腕が跳ね上がる感覚に、痛みと揺れが加わっていく。あまりの強さに目を見開いて、当たっていないだろうと思い悲鳴を上げる。
「やっぱり死んでないんじゃないか!」
銃声で当たったかどうかなんてわかるはずもない、銃弾が当たったなんて感覚があるわけ無い。剣で戦うよりかはマシかもしれないけど、パニックに陥るのには時間はかからない。
そんな一発撃つだけで精神が逝かれてしまう一般人を、彼女は自分の手をこちらに重ねて宥めるように言う。
「いいや、大丈夫。しっかり眉間を撃ち抜いているよ」
目を瞑りつつ、撃ったはずの獲物を見る。凶器的な笑みに舌を出したままくたばっていて、しっかりと眉間に穴が開いて、黒い液体が流れている。
仕留めた事には変わりはなかった。
「ほら、言ったでしょ?君でも殺せるって。さ、移動しようか。また増えても面倒だし」
 彼女にさっきの銃を返して、胸を撫で下ろす。月はまだ上がったまま、日の出には猶予がまだあった。

その後に目の前の女性の手を握って、大通りまで移動しつつも、気がかりが頭をよぎる。
少なくともあの種類のバケモノは、妖怪とかその類では無い。わかりやすく言えば、京都で出るようなものではない。ああいう狂人は精神病棟以外で見れるとすれば、悪魔に取り憑かれた人間が跋扈する欧米や西欧だろうか。此処にそぐわないタイプなのは確かだった。
狐火や足が透けてる幽霊は存在しなくて、全部が異形と片付けるしかないもの。
「どうしたんだい省吾くん、随分悩んでいる顔だね」
都会に出てから、光が出ないコンビニの前にて。振り返った彼女が聞いてきた。
「もしかしてさっきの銃の事怒ってるの?ごめんね、まさか9mmじゃなくて45口径渡してると思ってなかったから。腕とか痛くない?」
「いや、大丈夫です。その事については恨んでないですから」
見上げて、目をじっと見る。彼女の瞳は今でも煌びやか、銃を撃つとは思えないほどの麗人だ。
しかし不思議な人物。それに彼女の持ち物についても謎が残る、魔人を何故自分が葬れたのか。自分の精神状態が正常ではないから確かな事は言えないが、撃つときに霊力も呪力も感じ取ることが出来なかった。人だから通ったって事でも良いかもしれないが、全員が全員そうというわけでもない筈。
「僕が頭を捻っているのは、あんなものは此処でみたことがないって事です。此処は東洋魔術の大御所で、所謂妖怪や幽霊って呼称されるものが沢山いるはずなんです。なのにあんな精神障害者みたいな魔人や、他にも貴女が相手していたような西洋風の悪魔が居るなんておかしい話なんですよ……そもそも、貴女から渡された銃を持っただけで自分が魔人を倒せるようになるってのもおかしいんですから。退魔師でもない自分が_____」
今までの状況を夢だと思いたいが、撃った痛みが現実と分らせてくる。いや、この痛みが錯覚を見せているんだ、そう信じたかったがそうもいかない。
「んー、そうだ。君って人の話って笑わないタイプ?」
彼女も少し首を傾げて考え事をして、自分に尋ねる。
「勿論、物事に近づくためにはふざけるわけにはいきません」
「じゃあ知ってる限りで教えてあげよう。あ、名前を教えてなかったね」
思い出したかのようにこちらを見る。この女性の名前、それは_____
「私の名前は港羽灯、灯と呼んで」

「灯さん」
彼女の名前はそう言うらしい。
「省吾くん、聞いて。まずあのバケモノが和製のものではないのは分かるでしょう?」
「ええ、京都に住んでる僕が言うんです。間違いはない」
「じゃあ話は短く終わりそうね。大きい括りで言えば魔術。東洋ですら密教の儀式、仙術、霊力や呪力……それぞれのテリトリーはまず冒すことが出来ない。それは、人々の意思やそもそもエネルギー源が違うからまず活動できない。もし出来たとしたら、相当な精神力を有するか若しくは元から強い神様のどちらかよ」
近くにあったベンチに座る彼女に倣って、隣に腰を下ろしつつ彼女の言わんとすることを口にする。
「あんな雑兵がそのテリトリーに侵入する為には、僕が想像する手段は二つ。一つは“結界を強力な物で破壊した上での侵入”、もう一つは“結界をスルーできるルートを作って侵入”……後者のやり方には地続きの方法と、あり得ない方法ではありそうですが転移という方法もある。これらのやり方を考察した場合、前者はそもそも結界を破壊しているからとっくに退魔師が対応している可能性が高い。人の悪意が極限まで大きくなる可能性があるから」
それぞれの悪魔の特徴を思い出しながらも、ほぼ仮説に近い理論を灯さんに伝える。
精神疾患のような姿、身体の一部が肥大化したり異常な進化を遂げていたり。やはり今考えても、日本人が作り上げた伝説には基本ないものだ。
「だから後者の結界をパスする方法を押します。それも空間転移を利用した侵入を」
自分で最初は言いたくも無かった事を言葉にして出す。ただこれは“大多数が見てその事実に行き着く証拠達の集大成”ではなく“疑問や不可解が混ざりあって出来た一つの仮説”だが。この仮説が合ってなければ、人に備わった無知への恐怖が自分の脳を食い荒らす事になる。
「まず僕は疑問だったんです。灯さんに出会う前から清水寺に来てたのに、その時に狐火の一つすら見えずに何も気配が無かったんです。京都が和の術式が最も栄えた地域なら、妖怪の一つや二ついたっておかしくはない。それが一つもいなかった、逆説的に言えばそれらが退く他無かった原因があった筈なんです」
「ふーん?」
なんだか楽しそうに聞いているような気がしなくもないが、説明を続ける。
「それが転移による外野の怪物達がやって来たのなら話が付くんです。あちらの悪魔は大陸、つまり陸続きの土地同士で殺し合う負の感情が渦巻く環境にある。対してこちらは島国、守られてはいるが基本戦いはいざこざ程度、鍛えられていないと言う事はあちらとは比にならないほど弱い。どの生き物も生存が第一条件なのですから、もう直ぐ来るというタイミングで出遅れないように逃げる必要があった。だから自分が来た時には居なかった」
うーん、と考えに更ける灯さん。今ノンストップで話してしてしまった事を後悔しかけたが、何かを思い付いたかのようにこちらに質問をした。
「なるほど。第一案の結界突破をすれば既に言った通り退魔師が動く筈だからそもそも起こり得ない。そして第二案も土地を傷付けた場合は早期に異変が起こり始めるから、やっぱり退魔師が動く、と?」
「そうです。例えるなら、土地そのものが生き物みたいなもの。古来日本人は物を神様として見る慣習が存在していて、京都の街も神様、龍に見立てる者も少なくは無かった。それの最たる例が付喪神と呼ばれる存在、物を大切にして想えば神が宿るというあれです。龍と天皇は密接に繋がっていて、平安京を龍の体躯であり天皇の玉体と見た者達が多かった。実際に陰陽師の作人で、これを題材に都で起こった地震の後に体調を崩した天皇を安倍晴明が都の中心にある寺の大柱に釘を打ち込んで蘇生すると言ったエピソードが書かれた物だってあるんですから」
それが信仰から始まり、歴史というアイテムを元に知識や文学として語り継がれている以上は、当時の京都との形状性の類似点を含めて同様の陰陽術が現代の京都に少なくとも掛かっているのは間違いはないだろう。
「もしここが体内だとするならば、あの悪魔達はウイルスなんです。和風の悪魔、別称妖怪達は微生物みたいな物で、退魔師がウイルスから身体を守るマクロファージみたいな細胞なのでしょう。そして体内につながる道……傷から雑菌が入って病気になることだってありますから、やっぱり大事にならないのを考慮すれば、転移したことになると思います」
「へぇ……結構詳しいんだね。頼もしいこと」
「あと一つだけ疑問があるとするならば_____」
 灯さんを真っ直ぐ見て、一つ質問を投げかける。そろそろ前置きは良いだろう。
「どうして貴女は、退魔師でもないのに悪魔を殺せるんですか?」

彼女が驚いた顔をする。
「私が退魔師じゃ無かったら、あそこで死んでたはずでしょう?」
当然のような、質問というよりかは『何を言っているんだこいつは』と言ったような雰囲気になる。実際今から言うものは先程の疑問で組み上がった仮説以上に抽象的なものだし、しかも退魔師という存在ですら観測し難い存在を念頭に置いて話す。ここはもう、勢いと気持ちで強く行かねばならないだろう。
「霊力や呪力、悪魔を殺すには現実的な火力に加えてこれらが必要になってきます。そこはご存知ですね?」
「勿論」
「僕があの時銃を借りて撃った時に、それらを感じることが出来なかったんです。なんというか、あるじゃないですか。そういう感じというか」
上手く言語化は出来ないのだが、例えば国宝や古い芸術品や骨董品を目にした時のあの心の高揚感や焦燥感、心の波が押し寄せてくる感覚が無かった。そのものが持ってる力が空気を伝ってくるはずなのに、それらが存在しない。退魔師なら意図的に付与できるから例え歴史を経て居ない物でも感じれる筈なのに、自分は手に持った拳銃にその感覚を一片たりとも感じなかった。
「なんだろうな、殺人鬼に追っかけ回されているだけの状態で……上手く表現できないですが、非日常感の中にファンタジーが無かったんです」
「ふぅん、なかなか考えてるじゃない」
感心したかのように見る彼女に、不審感よりも恐怖を覚えた。全てを見るまで止まらない好奇心の塊のせいで罠に落ちていく者に、自分はなってしまったと強い後悔が走る。
「じゃあ正解を教えてあげよっか」
焦る自分に、彼女は自分の耳に口を近づける。
「私はこの世界に居ないのよ」

どう言う事だ、なんと言った?
『私はこの世界に居ないのよ』と、たしかに美人の唇は自分の耳を掠めて呟いた。
「私は本当はこの世界に居ないもの。だって、私が知ってる京都とはちょっと違ったもの」
「どう言う事だ……?」
さっきまで感じていた恐怖も、挙げ句の果てには我も忘れてその言葉に心を囚われてしまった。
普通だったら笑い飛ばす筈だ、もしくは何を言っているんだと嘲笑う筈だ。なのに何故だろうか、自分は本気になって受け取ってしまっている。
「一つ質問をしてあげよう、省吾君は篠乃陽芽と言う名前を知ってる?」
出された名前に戸惑う、それは確かアイドルグループのメンバーの一人。篠乃陽芽、藤原薫子と特に関わりがある人間だ。
「アイドルの一人ってだけですよ、あの人は」
「おまけにまだ幼いもんねえ」
一体灯さんの世界の当人はどんな姿なのか、ちょっと興味が湧いてきた。
「私の場所にいる篠乃陽芽……いや、いつも私達は篠乃博士と呼んでる。霊力特定増幅装置を開発したの、貴方に銃を渡したでしょ?その時に霊力を感じなかったのは、あくまで霊力が瞬間的な後付けで銃弾に付与されたから。ずっと怖がっていて注意を銃に向けてないなら、感知できなくても当然よ」
なるほど、そう言われれば。先ほど使った拳銃を見せてもらって、スライドを移動させてバレルを良くみてみれば、内側に少し特殊な部品で溝が作られてある。
「弾丸の加速時に、霊力を纏わせて発射する仕組みになっているんですね。確かにこれなら注視していなければ感じ取ることは出来ない。あとバレル先端も少し特殊な突起がある」
「それで纏わせた霊力を弾丸に固定するの。だから、基本的には敵に銃声以外で気付かれるポイントが無いの。悪魔には探知が得意な奴がいるから、そういう気配を持っている武器はたとえ拳銃でも邪魔にもなってしまうんだ」
ただ、ここまでで一つ気になることがある。その霊力とやらの供給源は何処にある?この銃にあるのは増幅回路で、要はバッテリーが存在しない。退魔師だったら銃に自分の霊力を付与する事が可能だけど、それを一般人の自分が使うにはエネルギーが足りない事は明白だ。それに、霊力を残留させるに結局はその力を留めるための装置であるバッテリーが必要。でもそしたら自分から取ったと言うことに_____
「あの悪魔を撃ち抜いたのは省吾君の力だってこと、もしかしたら気付いたんじゃない?」
「そんな」
ありえない、もし自分が持ってる極小の力を増幅するなんて事すれば僕は今頃許容量を超えた霊力で細胞に支障が出ていてもおかしくはない筈だ。
「霊力特定増幅装置の増幅率の最低値がもし君のラインだったら、ギリギリ使えるってわけ。でも流石に慣れてない状況でここまではたどり着けなかったね。そもそも装置の場所は何処にあるかさっき見たから覚えているかな?」
静かに頷く。細かいものを分ければ二つあるけど、簡単に言えば銃身全体が増幅回路なのだ。
「霊力を増やして戦う必要があるのは、それこそ一級や特級の神威が強い人達なんだ。だから増幅してから自分の身体に戻して、出力先を神威や他の武器に変更して放出する。そんな事をしても退魔師ならまだ耐えれるだろうけど、民間人の場合は最悪死ぬ。でもそれは、体内に逆流させなければ良い話。前提として民間人が悪魔に接近戦を挑まないって事はあるけど、基本は銃で倒せば効率がいいし。だから撃った後、出力先の変更が不可能な状態にしていれば安全なのよ」
そうか、自分の身体に流れるのは少量でエネルギーが増大するのは銃弾を撃った後、バレルの中で完結するなら確かに本体に戻る理由もない。
「謎は一つ解けた。ではもう一つ、あの化け物達は?」
精神病棟を思わせるかのような、あの悪魔や魔人の集まりは一体なんだったのだろうか。僕と灯さんが共通の知識で同じような解釈をしている以上は、どちらかの世界のもの。個人的には灯さんがこの時間軸にやって来た事を考えて、彼女の世界から来たと考えたいが、当の本人は首を傾げて申し訳なさそうにこう言った。
「ごめんね、あんなの私の世界の日本には居ないのよ」
____灯さんの日本にも存在しなかった?
「じゃあ、あれらは一体?」
「私からのにも分からない。けど、存在しちゃいけない物だっていうのは確かな気がするよ」
夜の空にはまだ月が照らし出されている。都会の光が抑えられているこの地だからこそ、尚更月光が届くのだろう。
「それに、私もここに来てまだ朝日を拝んでいないわ。もし時空に穴が空いたなんて事にもなったらああいうのも来るんでしょうけど……なんだかこのままになったら薄気味悪い」
「やっぱり今夜のうちに始末する。そうしたいのですね」
もちろんよ、と武器をチェックしつつ答える灯さん。こちらも少しは持てるもの持っておかないと。後ろのコンビニにある小型電気製品には、あれば嬉しいものもしっかりある。バイトで手に入れた金を、たまには町を救うために使うのも悪くはないだろう。
「少し待っててください、今から必要な品を買ってきます」
作戦は行く時にでも話すとしよう。とりあえず物を揃えるところから、戦いは始まるのだから。

コンビニで買うもの買って戻ってきた。
「何かと袋が一杯なのね」
「夜道を歩くには必要なものってやつですよ。それにこういう場所だからこそ、とれる手段ってのもありますから。さあ、行きましょ?」
もう一回清水寺に行く。坂道ですら店は閉まっているので、こういう時に無闇矢鱈にほっつき歩けば妖に襲われるがオチだ。
しかし状況が状況で、坂道が何故か明るい。
『あいつら怖いよ……!』
『大丈夫だよ辰吉、お母さんがいざとなったら守ってあげるからね』
狐火が先導して、日本では見慣れた悪魔が坂を下って逃げようとしている。その中を逆走する灯さんと自分、流石の事態に人間にも情けをかける者達も居るのか、心配そうに声をかけてくる。
『この先は危ないぞ』
『早く引き返したほうがいいって!』
『死にに行きたいの!?』
慌てる声にも気にせず進むから、呆れたような、心配したような顔で降っていく。街の中に紛れ込むわけにもいかないから、大回りして反対側へ行こうとしているのだろうか。
「大丈夫、僕達がなんとかするから」
「任せてね〜」
もっと上がれば、流石に妖怪達も消え去った。
「そうだ」
清水の舞台に入る前に中身を少し渡しておこう、紐付きのLEDライトを相手に渡す。
「へえ、LEDライト?確かに周りを見るのには丁度良いのかもしれないけど」
「まあまあ、見ててくださいよ」
奥の方に向かって左手で自分用に買ったライトを向けると、異形が大きく怯んで顔を手で隠している。
「拳銃を貸してください」
「うん?」
後ろ手で渡された拳銃を右手で受け取ってからライトを逆手持ち、左腕に右腕を乗せて反動を抑えつつ発砲する。
命中すれば相手は塵のように身体が崩れ、奥からまた新しい異形が姿を表す。
「京都には強い光を発する物が少ないから、眩しい物を捉えるとあのように時間を稼ぐことができるんです」
「そして頭の方に片腕を割くことが出来るから、そのうちに心臓を狙い撃つと。しかし省吾君は2回目にしては上手いこと撃ててるじゃない、一回目が嘘だったみたい」
一回目が45口径なんて強い銃だったお陰で、9mmを大した反動がないと錯覚してしまっている。初めての引き金があれなら、衝撃が軽すぎる。
数回発砲して、ライトが前方を向くようにベルトにしっかり巻きつけてからまた撃つ。
「これならリロードまでやれそうです。数がそこまで蔓延してる様子ではない感じ」
「じゃあマガジンまで貸してあげる。しっかり返してね」
呻き声が聞こえる方向を見れば、舞台下から上がってきている者達が居る。侵食にしては良い感じの演出だ。しかし、こっちにもこっちの世界がある。さっさと滅ぼさねばならない。
「来い、一夜で終わりにしてやる」
寺の中には誰もいないことは確認出来ている、道中を見渡した限り中に誰かいる可能性も低い。つまり自然発生ではなく何処からか特定の場所から湧き出ている可能性が高い。
しかし、それでも多方面から迫って来るのが二人だと辛い。
「清水の舞台は戦い易いですが突破口を作りにくいですね……!」
「それ私も思った!」
怯むのは良いが、灯さんだって無限に弾薬を所持しているわけではない。このまま消耗戦してて良いわけもないが、先程の仮説を証明するには何処か発生源を見つけなければならない。
「灯さん!貴女が最初に見た場所を覚えていますか?!」
後ろにいる彼女に問いかける。
「私が最初に出たのは轟門。けど、あそこ調べてみたけど何も観測出来なかったのよ」
「じゃあ何処にあるっていうんです!」
この時点で既にリロードを二回挟んでいるが、今のところその轟門からの敵が居ないことを確認すると、未だにやって来る舞台下方面の何処かにある可能性を考える。
「省吾くん!」
「なっ」
後ろに飛んで襲い掛かる異形を脚で蹴り落として、もう一撃かかと落としをする。
『イヤ……コンナ……』
「あ?」
異形が何か悲鳴を上げているが、関係なく少し下がってからまた発砲を挟む。
しばらくしたらあちらの攻撃が止んできて、何処からも異形が来なくなる。丁度撃ち切ったからまたリロードして、灯さんを見る。
「一旦攻撃が治りましたね」
「波状攻撃する意味も無いでしょうし。しかし_____」
自分の下で気絶している異形を見つめる。
額の周りが腐っているような灰色で、目と目の間隔が凄く開いていて、口が縦についているような形になっている。
「そういえば、この子なんでこのままなの?」
「コレはあれです。足蹴りの2発で気絶している……ん、気絶?」
そういえば、なんで気絶しているんだ。魔人に与えられるダメージはやっぱり一般人からの場合は軽減される筈だ。
「なんでこいつは気絶しているんだ……?」
「_____そういえば、清水寺って色々建物によって何かあったよね」
そうか、そうだ。
清水寺の全体マップを取り出して、一応の為にスマホにもマップを出しておく。
「舞台の下からやって来るってことは、轟門からも考えられるがそこからは来なかった。そして、舞台の方向じゃないなら大講堂や成就院方面からも無いと考えていい。という事は、奥的本とか子安塔方面か。但し時間と戦力が足りないことを考えれば、どっちに行くか考える必要があるけど……省吾くんはどっちがいい?」
異形が言った呻き声が頭にもう一回響く。その気絶した奇形児を見ると、なんとなくやるべき道が決まった気がする。
「子安塔に行きましょう」
「_____何かあるのね」
灯さんに向かって、口を開く。
「僕はあの異形を攻撃した際『イヤ、コレガ』と言ったんです。それがなんなのかは聞けなかったのですが、気絶からの回復を待っていても時間の無駄です。それに起きたからって言ってまともに話せる気もしない、けど思う所があるんです。だから子安塔に行きましょう!」
言い切ってその方向を向く。
朝日はまだ出ないが、そのシルエットは朧気ながら捉えることが出来る。あの場所は暗くて灯一つすら付いていないが、きっとあそこが最終決戦の場所になるだろうと、微ながらに信じている。
悪夢に終止符を打たねばならない、毒が照らされて目に留まってしまうしまうその前に。

舞台から去って、清水寺の端から階段降って下に行く。
「マガジンはまだ持ちますが、相手の本拠地だからまず生きて帰れるかどうか」
「にしてもまさか奥的本の方向から来ないってそういう事だったのね。どっちも階段上だったから____」
「下からわざわざ来るならあっちからって事ですよ」
さて、降って直進した先は音羽の滝。此処は恋愛や勉強やら、どれかのルートの水で清めて祈願すると言った仕組みになっている。
しかし此処にもあの異形は存在しない。つまりは_____
「清水の舞台に登るルート、つまりはバレないように森を潜ってアデルイ・モレの墓からやってきたって事か」
「実際アンデットっぽいなら墓は良いものになりそうね」
駆け足抜き足で滝を通り過ぎてから、上から塔を視認出来るルートで通る。やっぱりライトが付いていないのも、そぐわない異形も出ていないことも考えれば今此処は異境なのだが、今一緒にいる人のお陰でそこまで怖い事はないと感じる。
「さあ、あとは止めか何かを刺すだけよ!」
威勢を上げて放つ銃弾は、上にスタンバイしていた異形に穴を空けて打ち落とす。
月明かりに輝く銀色のリボルバー、間違いない。
「今まで封じていたけど使っちゃいましょうか。さあ刮目せよ!世界最強のマグナム、スミス&ウェッソンM500のお出ましだ!」
最終決戦にふさわしい兵器だ、生憎自分は二丁拳銃しても問題ない腕も設備もないので相変わらず戦い方が堅実、悪く言えば地味なのだがそんなこと気にしたところでしょうがない。
「一気に駆け抜けさせてもらう!」
お互いに邪魔になる者を全部撃つ。
疑わないのは、お互いが実際に助けあったから。
今の自分達に背中を預ける選択肢しかなくても、元から信じて預けるつもりでいたのだから問題はない。
「どけっ!」
こちらは反動を抑えることに慣れてきて、そろそろ何もなくてもマズルジャンプがほぼ抑えられている状態。
絶好調そのままで道を下り、塔が間近まで迫って来ていた。それを確認した、その時だった。
『ギェアアアアアウァアアアア』
「なんだ!?」
塔の方から呻き声に近い方向が聞こえ、銃口を向ける。先ほどまで襲っていた異形はそちらを振り向いて、獣のように走っていく。
「行きましょう!」
「勿論」
逃す理由もなければ、立ち向かう意思がある自分達。想像が付きにくい醜い獣が居ることは理解出来るが、そんな事で怯むわけにもいかない。なるべく早く走って、塔の下へと向かった。

異様な光景が広がる。
異形達が塔の前にいるバケモノに向かって礼拝をしていて、そこに異質な礼儀があるものだ。
「ミンナノ、タメニ」
隠れてはいるものの、動揺と吐き気が抑えられないでいる。腕が百足の足のように腹の周りに生えていて、尻尾のあたりに足が四本。出来物のように乳房が生えているのだから、これはスピリチュアルの外にある恐怖を植え付けてくれる。
「ハハオヤノツトメ」
「撃つよ!」
隣からマズルフラッシュが生えてきて、驚きながらも続けて撃つ。流行りのバトロワも先手必勝が主な勝ち筋、悪手では無いはずだ。
異形の長は雄叫びをあげながらこっちへやってくるが、やることは変わらない。
「オォォォォォーッ!」
「来たか」
後ろに下がってからリロードを入れる。大詰めも大詰め、あの異形が振り向けない間にマガジンを撃ち切るまで発砲する。
図体に比べたら小さい弾丸が穴を空けていくたびに悶える相手を見たまま、また弾倉を入れ替える。
「ナンデ」
「さあね、あなた達に恨みはないけど」
「ノゾンダワケデハナイ」
「だからって僕達を巻き込まないで欲しいな!」
悠長に聞いている暇はない、実際目の前のターゲットを苦しめたら周りも苦痛に顔を歪ませているのだから、後はやるだけだ。
相手には遠距離手段というものがないのかこちらを見つけたら突進してくる他ないが、それも避けつつ胴体に撃てば、そろそろ出血量か異物の容量の問題か、ぐったりと倒れる。
「さあ、苦しめるのも終わり。さっさと死になさい!」
「ウアアアアア……」
手を伸ばす長は、ついぞどこにも届く事なく。
伸び切って死に、黒い塵となって消えていく。

「終わったのかな」
「そうね」
月明かりが戻ったかのように、少し開けたこの場所が明るくなっていく。
「月明かり、ハッピーエンドのようね」
「本当にそうですかね?」
半信半疑な自分を励ますかのように、森の奥を指差す。
狐火が一つ、また一つと増えていく。それに呼応して、動物の鳴き声は二重三重と重なって聞こえてくる。
「本当よ、ほら」
「ああ、ほんとだ。僕達はやったのですね」
さて、本題の子安塔を覗いてみよう。
どうやら真ん中に、赤く渦巻くなにかがある。それ以外に怪しい点は見当たらない。
「どうやらこっちは行先だった様ね、あっち側が入り口って事か……おお、どうやら私の世界だぞ。篠乃博士が呼んでいるぞ」
知り合いの名前を知っているのだろうか、ちょっと覗いて自分の世界だと知った灯さん。
「行くんですね?」
「もちろん、やっぱり自分の居場所が一番だから」
良かった良かった、これでひと段落ついた様だ。
「じゃあ別れる前に武器を返しますね、空の弾倉も」
「真面目だこと」
受け取った銃をくるくる回してホルスターに入れると、手を振ってこちらを見る。
「ありがとう省吾くん!もう会う事は無いだろうけど、元気でね!」
「ええ、次があったら勘弁ですよ」
周りの悪魔達もこっちへよってきて、思い思いの言葉を灯りさんに投げかける。
「お前達こそ真の英雄だ!」
「私達の居場所を守ってくれてありがとう!」
「ずっと忘れないよ!」
頬をぽりぽりしてちょっと照れてる彼女を見ているが、そういえば自分も褒められているんだ。なんだかだんだんと恥ずかしくなってきた。
「照れちゃいますね」
「そうかもね」
「そろそろ行きますか?」
「えぇ」
灯さんは歩き出して、最後にこう、大声で叫ぶ。
「みんなの事忘れないよ!元気でねー!」
そう言って最後、彼女は自分の世界へ戻っていった。あっちへ消えた後に、ゲートごと消失。それまでずっと、みんなと手を振って見送った。

さあ、僕達も住処へ帰ろうか。
妖怪達は木々の奥へ。僕は、優しい光を持つビル街へ。
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名無しの劣等さん (7hq0dxob)2021/4/2 02:26 (No.73200)削除
⚠️イベントの話です。参加をされる方は、最後までご一読する事を願います。⚠️

【イベント名】
「然りとて一閃 -謀りし策の巡る末-」
【開催日】
4/2、3
終わりきらない場合を想定して予備日として4/4も含ませて頂きます。
【開催場所】
イベント部屋
【場所】
過去に悪魔の襲撃があった廃都
【ジャンル】
前半、後半に分けており、前半では攻略兼探索を、後半では???を主とします。
【ロスト制度】
本来はありません。しかし場合によっては変動を起こし、ありになるかもしれません。また、相談を頂ければ、その人のキャラを対象として最初からありにすることも可能です。
【推奨】
退魔師サイドのキャラ
【非推奨】
悪魔サイドのキャラ
【時間の経過】
リアルタイム
【概要】
とある一人の魔人が立ち上げた組織……その組織の名は不明ながらも例の声明から日は浅く、記憶に新しい者が多いことだろう。

事件は1/16に起こった深川周辺、及び深川神宮の襲撃(「目覚めし神 -堕つる星の行方- 」参照)。語るに多くを必要としないこの惨状とも言える事件を起こしたのは「アルビノ」と呼ばれる白い髪に赤い瞳を宿した鬼のような少女型の魔人が立ち上げた組織によるものだった。

幸い、事前に入手していた情報などにより被害は大きくは無かったが決して小さいものとは言えないものであった。そして、襲撃を掛けた悪魔や魔人…その場に居た数々の退魔師達が手を焼いたが、その中でも特級ですら手を焼くほどの魔人が居た事は周知の通りだ。

魔人や悪魔が小規模の徒党を組むことは前例が幾つかあったかもしれないが、ここまで大きなものは類に見ないものだろう。そして起こりうる被害、迫り来る危機と恐怖が存在するのは言うに難くない事だ。

意思の出来上がっていない三級の退魔師は恐れ戦いた者すら居ることだろう、これを機に辞めた者すら存在するかもしれない。

――だが、残った者もまた存在はする。かの戦いを経た今でもその職に就き続ける勇猛果敢な者が居る…そう、君達の事だ。これは誰でもない、君達の紡ぐ物語でもある。


____失礼、前置きが長くなってしまった。私の悪い癖でね、許してもらえると幸いだ。さて、本題に入るとしようか。私がこれから語るのはそれから幾月日が経った後の話だ。

件のチョコレート騒動、そして1人の退魔師の失踪…それらから大分と日は浅く、君達は疲れが残っているかもしれない。だが残念ながら悪魔達は君達のそう言った事情は知らず、お構い無しで現れる。

深川神宮から程遠く無い場所。連続した事件の多さから本部は何十名かの探知や探索に長けた退魔師を募り、幾つかの哨戒班を結成、周囲を警戒していたが、その内の1つからの連絡がプツリと途絶えた。最後に通信の入っていた場所を調べても特段危険視されるような場所ではなく、過去の件以降では悪魔や魔人の出現報告も極めて少ない場所であった為、奇妙がられた。

探知や探索に長けた退魔師は少なくもないが、多くもない。戦闘系の神威を多く有する退魔師と比べれば見映えや派手さは確かに見劣りはすれど、事前に敵の情報を知れたり、戦いを回避することが可能な力であり、必要不可欠なものだ。そして何よりも有望な退魔師が行方不明になった事に代わりはない。

何にせよ、不明瞭な事が多いが、悪魔や魔人による攻撃と言う、万が一の事もあると言う理由で君達は一度班の消えた現場へと赴き、原因を探るように任務と言った間接的な命令を本部から下される。

そして君達は知ることになるだろう、かの組織が抱える理想を、その信念を、描く先の未来のヴィジョンを。何よりも【絶対悪】と言うものを。

それを否定するも、肯定するも、反発するも、共感するも好きにすると良い。

先も言ったようにこれは君達の紡ぐ物語でもある。どの様な道を進もうとも、されが答えであり、正解であると突き進み、世界に見せてやると良い。例えそれが悪だとしても、だ。

絶望の闇に浸って何もしないか、それとも明日の光を掴む為に足掻くか、それは君達次第だ。どう動こうと咎めはしない、少なくとも"私自身は"、だが。


それでは頑張って踊ってくれたまえ、私は特等の傍観席から、君達の行動全てを眺めさせて頂くとするよ________


【イベント進行】
今回のイベントは前回のイベント「目覚めし神 -堕つる星の行方-」と同様な形で進めさせて頂きます。前半は探索とし、消えた哨戒班の手掛かりなどと言った消息を探るもの。そして後半は真相へと迫る為の行動、及び???となります。こちらで幾つかのミニイベントも用意させて頂いておりますので、探索で飽きるような事は無いかと(飽きてしまったりしたら御免なさい、私の力不足です)。
前半、後半としておりますが、開催者である私と参加者である皆さんの負担を考慮し、これも前回と同様に日を分けて行わせて頂きます。現実の方では日を分けますが、成りの世界ではこのイベントを一日の出来事とさせて頂きます。
今回の明確な終了条件は秘匿とさせて貰います。隠された終了条件が満たされ次第、開催時間が残っていようともイベントを終了させていただきますのでご了承下さい。逆に規定の時間を過ぎるような場合があれば、どの様な形であれ終了させていただきますので此方もご了承の程、お願いします。
前回同様、前半に参加していなくとも後半で参加することは可能です。飛び入り参加も自由とします、奮ってご参加ください。

[探索パート]
今回はこちらの処理の負担を考えて、参加できるキャラの数制限をつけさせて頂きます。一人につき一キャラのみとします、ご了承願います。また、開示された情報に関する知識はそのロルに参加したキャラのみが知り得るものとし、他のキャラが知る場合は何かしらの手段(通信手段、神威等)を用いて情報共有はしてもらいます。その場で得た情報を他のキャラへの共有ロルを回してない場合、それは共有されていないものとし、他のキャラは知り得ない情報とします。また、仮に分岐が合った場合、これを更に深く調査できるのはそのロルに参加した者のみとします。
常識を心得た行動を願います、彼等はキャラである以上にその世界に生きる一人の人間です。常識を逸した行動(唐突に殴る、会話にならない、神威を用いて暴れだす、民間人を盾とする、民間人に拷問を仕掛ける等)をした場合による、デメリットの処理が行われたとしても一切の苦情は受け付けません。あなたの行為によって引き起こされた結果として受け止めましょう。また、今回のイベントは場合に寄りますがロストありのイベントです。仮にロストをした場合、その処理を行う際に苦情等は一切受け付けません、悪しからず。

[???パート]
参加キャラは探索パートで出したキャラでなるべく出ていただきたいです、しかし事情などによってそのキャラを出せない場合も加味してどのキャラでも自由参加とします。しかし、参加人数は探索パート同様、一人につき一キャラのみです。また、その場に居ないものとして「遅れて到着した」(言うなれば入り口スタート)と言う形での参加を願います。ロル順は不問とし、回せるならば回す、順を決めて回すとあれば話し合いをし、順番を決めた上で回していただきます。また、場合によってはNPCのロル、戦闘処理などを間に挟むといった事を行うためご了承願います。ロルや状況などの質問は受け付け、答えれるタイミングで答えますので御活用ください。

これらを了承する方のみ、ご参加をお待ちしております。
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さん (7gt1c7kl)2021/3/14 19:59 (No.71180)削除
シャングリラの慟哭一周年を祝して 。
相変わらず稚拙な絵ですが...( そ、)
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名無さん (7gfrhh99)2021/3/13 17:17 (No.71057)削除
シャングリラの慟哭、1周年おめでとうございます!!!ほんとにめでてぇ!!
うちの子ではありますが、記念絵です🙏
これからもどうぞよろしくお願いします!!!
人間(?)side
神様憑依ver
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鈴蘭水仙さん (7uijqyg9)2021/3/10 23:54 (No.70818)
「うっはぁ…コレは…なかなか…」(目の前の惨状に思わずため息が出る。事務所からの通報で休日返上で来てみれば、マンションの部屋の中には腹から下がない人間。頭だけが転がってる人間、腹の傷からはらわたがでた人間。あたり一面に鉄と…抑えて表現すれば<有機的>な匂いが漂っていた。常人ならその場に溜まる呪力が合わさり意識がとんでもおかしくない空間なのだが…)「ざぁんねんながら慣れてるんですよねぇ…悪魔さ〜ん?」(人型の悪魔がゆっくりとこちらを振り向く。長い耳に裂けた口。手には鋭い爪が生え、目は赤く光る…口元に着く大量の血。口からはみ出した太い血管。典型的な悪魔、報告だとニ級らしいが…ニ級の知能にしちゃコレはひどい、おおよそ力全振りか…そんな言葉を漏らすと同時に悪魔が飛びかかってく)「あぁもう、これだから単純な馬鹿は…」(そう言うと同時に、彼女は御幣を抜き出すと、向かってくる悪魔に向けて…)「…神威発動!」(その瞬間彼女のもつ御幣から光とも水晶とも取れる何かが刃となり出現する。同時に背中の小さかった尻尾が一気に巨大になる。向かってくる悪魔はその急現れた刃を避ける事も…いや!器用に身をよじり尻尾を近くの壁に突き刺し、そのまま紙一重で回避する!そのまま死角から爪をつきたて…)「っくぅ!っそどりゃっせい!」ドガがガガガガラっシャーン!(…振り向きつつ首へと伸ばされた手を背中の大きな尻尾で掴むめばその振り向きの勢いで壁を引きずり、無理やりと外へと投げ飛ばす!壁とドアが吹き飛んだがおそらく事務所が補填してくれるだろう。)「ふんぬぁあああ!」(そのまま尻尾をバネにして、逆に悪魔へと飛びかかる。悪魔も負けじと飛んでくるが…)「っとりゃ!」(尻尾を振り、体を移動させる。そのまま悪魔をかわして地面につくと悪魔が地面につく前に空高く舞い上がり…)「どおおおおおおりゃあああああああ!」(空から刃を突き立てる!その刃は悪魔を貫き、深く地面へと突き刺さった)「ふぅ…ふぅ…流石に死にましたね…はぁ…」(突き刺さった刃を抜いて、悪魔の顔面へと突き刺す)「…よし、ふうぅぅ…かかった時間はおよそ10分、まぁまぁ、か」(少女は神威を解き、自分の服を見る…)「あっ…血だらけ」(次のクリーニング代に頭を抱えつつ、自らの鮮やかなる仕事ぶりに我ながら鮮やかな仕事をしたと満足気な美陽であった)
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夜神月さん (7hq7rxpq)2021/3/7 21:05 (No.70597)削除
イベント名「冥府魔道」

【開催日】3月12日~13日、予備で14日

【開催時刻】19時~0時

【開催場所】イベント部屋

【ジャンル】ホラー、探索、戦闘

【ロスト制度】基本はありません、イベのルート次第では【六道雪吹】のロストの可能性がございますがご了承ください

【概要】
数週間前から二級退魔師【六道雪吹】が行方不明となり、連絡も途絶え音信不通となる。

最愛の姉弟子の誕生日ですら姿を見せなかったと言う。

事前に数名の退魔師達が調査をした結果、最後に姿を確認出来たのだが【東京複合病院】という事が分かった。

東京複合病院は表面的には改革中な事を除けば粗が少なく見えるが探せば色々見つかるだろう。

叩けば叩くほど埃は出そうだが、それをマスメディアが面白半分で流したようなゴシップだとか別の病院が流した悪意ある噂の一つなのか単体で判断するのは早計かもしれない。

どんな結末になっても了承できる方のみ、ご参加をお待ちしております
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2
25時さん (7gco3nsr)2021/2/20 17:52 (No.69229)削除
伊藤が仲の良かった悪魔の首を斬った話(加筆修正版)







異形の悪魔の首を断つ。
確かに伝わる切ったという感触。
俺はその死体を見下ろし、息を吐いた。
これはまだ、俺の両腕があった頃の話だ。俺が17の頃の話。俺はあの日、自分の力不足から弟を失った。弱い自分を責め続け、強くなるために悪魔をひたすら斬り殺していた。この頃の神威は斬撃を2m飛ばす。代償は大量の甘味の摂取だった。その神威を駆使しながら悪魔を見つけては斬る、斬っては見つけるの毎日だった。親は体を壊さないかと心配しているが、問題ない。勉強だって高校までは大体の物を理解している。人間関係もきちんと築いてる。
大丈夫、何も問題ない。
そんなある日、いつものように悪魔を殺した後、

「そこの君、お疲れ様!」

そう言って、日本刀を握る、戦闘で汚れている俺へと気さくに話しかけてきた女がいた。茶色の長い髪で青い瞳が特徴的な奴だったのを覚えている。当時の俺はそこまで他人というのを警戒していなかったから、戦闘後には気を弛めることが多かった。
そいつには角が生えていなければ翼も生えていない。悪魔の中には人型も居るが、そんなのはなかなか出てくるものじゃない。だからコイツは悪魔じゃないと判断していた。
ただ変わったヤツだと、そんな風に思っていた。
俺は日本刀を鞘に収めて、頭を掻きながら、

「お疲れでもねぇよ、雑魚だったからな。ま、俺にかかればちょちょいのちょいよ」

と、そんな風に受け答えしていた。それ以来、コイツとはとてもよく会うようになった。いつの間にか連絡先を交換して、休日でもちょくちょく会って。一緒に甘味処にスイーツを食べに行ったり、強引に海に連れて行かれたり、近くの服屋で服を選ばせられたりした。思えば楽しかったと思う。そんな日々を過ごしている中でふと何故自分に構うのだろうかと疑問を持った。
俺は彼女にその理由を尋ねると、

「君が悲しそうな顔をしていたから…かな。そんな顔じゃ、毎日楽しくないよ。人は、生きる限り楽しく生きていかなきゃ勿体ないよ。せっかくの命なんだからさ」

そう言われた。自覚が無かったがそんな顔をしていたのかと、素直に思えた。この女に見通されたのが少し気恥ずかしかったが。来る日も来る日も悪魔を狩り続け、休日の度に女に何処か連れてかれる。騒がしくも心休まる毎日だった。段々と自然に笑えるようになってきた気がした。ただ、彼女に弟の話をすると、

「そっか、うん。そう、だよね…」

と、表情に影が落ちた。
この時はまだ暗い顔をしてしまうのは何故なのか分からなかった。
分からないままでいられたらどれだけ良かっただろう。


夏祭りに誘われた。深川神宮で毎年行われる夏祭りに。俺はその時休日だったので快諾した。2人で金魚すくいをしたり、射的で勝負したり、綿飴を分け合ったりした。楽しかったが、時間が進む度に女の表情がどんどん落ち込んでいくのがわかった。

「なあ、夏祭り楽しくねぇのか?」

そう聞くと、彼女は首を横に振る。

「じゃあなんで…」
「話が、あるの」

女は真剣な表情で俺の顔を真っ直ぐ見つめていた。何かあると分かった俺は、比較的人通りが少ない場所へ移動した。
そこで聞かされた話はとても信じられないものだった。

「私ね、悪魔なの」

そう、吐露される。
すると彼女の背中からは漆黒の羽が生えているのに気が付いた。訳が分からなかった。

「騙しててごめん。でも近付いたのは、別に悪意があった訳じゃないの。君が、あんまりにも悲しそうな顔をしていたから…弟さんが私達に殺されたことも聞いた時、胸が痛かった。謝りたかった。君が悪魔を殺している時が怖かった。自分も殺されるんじゃないかって。だから謝れなかった」

何を、言っているのか、分からない。

「そうだよね…でも、もう我慢出来なかったの。ずっと君に嘘をついていくのが、嫌だったの。だからもう、覚悟を決めた。私は、君になら殺されてもいい」

にこやかに笑う彼女の体は微かに震えていた。死の恐怖か。死の恐怖に怯える悪魔など、今まで見た事があっただろうか?これではまるで普通の人間ではないか。自然と右手が刀に運ばれるのがわかった。体に染み付いて離れないこの動きで彼女も察したのだろう。

「俺は、お前を斬るぞ」
「うん」
「体が悪魔を、斬れって言うんだ。止められない」
「うん」
「悪魔が、卑怯なお前が…嫌いだ」
「…うん」
「…っ!早くどっか行けえ!俺が刀を抜く前に!!」

それでも女は動かない。瞬間、白刃が煌めいた。

「・・・・・・」

女の首と体が別れた。

「あぁ、あぁぁ…」

最期、死ぬ直前。女が何を言ったのか、分かってしまった。

「あぁぁぁぁ…」

悪魔なんて嫌いだ。お前なんて悪魔、忘れてやる。
最期の最期に【愛してる】だなんて。
お前なんて卑怯な悪魔、二度と覚えてやるものか。

「あぁぁあぁぁぁ!!!!!」

頬を雨が伝う。
胸が軋む。
思い出に亀裂が走る。
俺はそこで、ただ吼えるしか出来なかった。

7月28日、俺が悪魔と二度と馴れ合わないと決めた日。
特級悪魔であった彼女を殺した俺は、多くの推薦を受け、特級退魔師に昇格した。
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火緒さん (7goo5dz4)2021/2/16 19:50 (No.68917)
【名前】藤宮 鷹飛郎(ふじみや たかひろ)
【性別】女だと公言して憚らない
【年齢】24歳
【職業】民間退魔師
【神社】
【階級】二級
【亭号】三茄子(さんなすび)
【容姿】
サイドを刈り上げた薄紫色の一つ結び。少し癖っ毛でふわふわしているみたいだ。軽度の近視で普段は片目コンタクト。片目にモノクルを付けている。なんでかと聞かれればカッコいいいからと返される。ちなみに実家ではメガネ。
モッズコートに黒のポロシャツとジーンズが普段着。
割といい奴らしく聞いたことはあるくらいのブランド
黒く濁った目は人を見下しがち。
[トランスフォーム後]
8:2くらいまでで分けた紫色の髪。紫と一緒に黒色も多用しており、全体的に暗めな印象。スタイルはボン・キュッ・ボンである。素敵。
黒の網タイツにハイヒール。戦う気があるのか

【性格】
尊大で人を見下しがち。デフォルトが上から目線。首は常に少々上を向きがち
趣味は飼育(実家が牧場)と調教(競走馬の調教師の免許を所持している)と料理
どこか諦めたような人格をしており、断捨離は迷わない方。
鞭打ちは趣味ではなく特技。
身長183cm、体重はヒミツらしい。欲しいものはなんとしてでも手に入れる主義。なんなら奪う主義。
【神威】
“めたもるふぉーぜ♡”
変身と身体強化系の能力
元の姿問わず中高生ほどの可愛らしい少女になり、服装はそれぞれのイメージカラーの魔法少女やプ〇キュア的なものに変わる
身体強化は一部というよりも全体的な強化という形で少々人間離れした動きができる程度。他の身体能力強化系に比べると威力は落ちるだろう

“まじかる☆そーさーちぇいん”
「♡」の形をした金属のリングが連なったチェーンを生成する。薄紫…藤色に近い色でちゃんと塗装されている。両端には可愛い星があしらわれた円盤がくっついており、振り回して戦う。チェーンの長さは霊力に比例して伸びるが、長ければ長いほど良いというわけではないのは言わずもがな。

【代償】
“めたもるふぉーぜ♡”
負の感情の吸収。人間から、動物から、そして悪魔から。契約者以外の生命体の負の感情を吸収することになる。溜め込みすぎると病んだり狂ったりすることもあるだろう。誰かが幸せになるには、誰かが不幸になる必要があるのだ。

“まじかる☆そーさーちぇいん”
死後、魔法少女姿の悪魔となる。上記の代償により生まれるはずだった悪魔の分の負の感情を吸収しているので、溜め込んだ負の感情が多ければ多いほど強力になる。
ー悪魔の数が減ってしあわせ、だよね?

【武器】
両端に円盤のついたチェーン。縛ったり引っかけたり引きずったりぶら下がったり…広い場所では真価を発揮するが、振り回せない室内や遮蔽物の多い場所ではあまり役に立たない。遠心力を上手く乗せれば強いが基本攻撃力は低い上に予備動作は大きい。

【備考】
某財閥の御曹司だが、現在家出しており前はパチンコチェーン店の店長をやっていたが、一族に見つかったところを逃げて無職になっていたところを退魔師へ。
心を入れ替え(オネエとなり)て退魔活動へ勤しんでいる。なんだかんだで仲間を大事にする気はあるようだが。『死なれるとこき使えない』という建前だか本音だかわからない決まった台詞があるようだ。

【SV】
『頭が高いわ。頭が軽いのは十分分かったからもう少し標高を低めなさい。なんなら海抜まで下げてやろうか?えぇ?』
『私たちがいる限り…世界に悪は栄ないわ!!さぁおいで、私の可愛い下僕達!やっておしまいなさい!』
『……じゃかぁしい!!私は男だよボケがぁ!!』
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雛菊さん (7t9hqqkp)2021/2/16 19:45 (No.68916)削除
【名前】古枝 和樹(ふるえだ なつき)
【性別】男
【年齢】22~3X
【職業】民間退魔師
【神社】雪白さまの神社(仮)
【階級】一級?
【亭号】花一華(はないちげ)
アネモネの和名
【容姿(てきとう)】
176cm、変身時160cmくらい?
その他は基本画像参照。
ステッキなどは後で。
【性格】
物静かな方ではあるが対応は良い。
ミステリアスな男。(簡潔______)

神威使用時はノリノリで可愛らしく振る舞う。

【神威】
『めたもるふぉーぜ♡』
変身と身体強化系の能力。
元の姿が老若男女どんな姿でも中学生から高校生ほどの可愛らしい少女になり、服装はそれぞれのイメージカラーの魔法少女やプ◯キュア的なものに変わる。
彼の場合は容姿の通りお姉さん系の黄色い魔法少女。
身体強化は身体の一部というよりも全体的な強化という形で、少々人間離れした動きが出来る程度の力は与えられる。
尤も、他の身体強化系の神威と比べると威力は落ちるだろう。

『まじかる☆うぇぽん』
武器召喚系の能力。
特殊能力が付いた武器を召喚出来る。
彼の場合はいかにも魔法少女らしく、可愛らしいステッキ。

この武器を使って何をするかと言えば、

敵 を ぶ ん 殴 る 事

これに尽きる。

神威で出来たそれは軽いのに鈍器性能特化、普通のそれより一振りの攻撃が重い。

特殊能力は巨大化と打ち返し。
・巨大化
ただ大きくするだけ。
大きさは魔法少女体の彼二人分の身長まで。
大きくなった分で威力は変わらないが、やはり範囲は広がる。
大きくするのはコンマ単位で出来るが、流石に重くなるので振り下ろすには時間がかかる。
でっかくして悪魔をめっしゃめしゃにしようね☆
・打ち返し
ステッキに当たった攻撃を打ち返せる。
打ち返すのみ、かうんたーではない…はず。
飛んでいった所が良くない限り相手には当たらない。
あくまでも野球みたいな事する感じ。
呪術などでも打ち返せるが、
デバフや呪い、毒は基本打ち返せず、
同じ場所に長く当たり続ける攻撃…ビームなどは右か左に方向を変えるのみにとどまる。
当たらせ続けていないと打ち返せない。

巨大化と併用出来ないが、
ステッキの飾りより一回り程度大きいサイズの攻撃でも打ち返せる。

あまりにもマジ狩るすぎるので、遠距離系や可愛い要素ももどうにか入れたい気が…
…ステッキ、投げる?

【代償】
『めたもるふぉーぜ』
負の感情の吸収。
人間から、動物から、そして悪魔から。契約者以外の生命体の負の感情を吸収することになる。
溜め込みすぎると病んだり狂ったりすることもあるだろう。
誰かが幸せになるには、誰かが不幸になる必要があるのだ。
『まじかる★うぇぽん』
死後、魔法少女姿の悪魔となる。上記の代償により生まれるはずだった悪魔の分の負の感情を吸収しているので、溜め込んだ負の感情が多ければ多いほど強力になる。
ー悪魔の数が減ってしあわせ、だよね?
【武器】まじかる☆どん…
まじかる☆すてっき
【備考】
おそらく11年前からやっているベテラン。
神主の息子であり、幼馴染的な友人的な桃色の桜井実を誘った退魔師…なのか?
表向き元気に振る舞っているが、代償の影響は確実にある。

具体的に言えば桜井実にヤンデレしている事。
盗撮してたりしてお部屋は大変だけど基本的に彼には無害な予定。

戦闘時
いつもいつでも本気ではあるが、実さんが少しでも怪我をすれば静かにぶちギレ、バーサーカー状態に
…いや、ちょっと隠せてないかもしれない。

キレたら手がつけられないタイプ
【sv】
『僕は古枝和樹。
古い枝の、和の樹でふるえだ…なつき、覚えて欲しいな。
…今日からよろしくね』
『これ、食べる?僕が作ったので良ければ、だけど』
『ましろさまが見ているよ、可愛く、ね?』
『まじかるーっ…圧殺!…え?なに?あっさつ…もうっ…そんな怖い言葉言ってないよ!』
『やってくれたなゴミクズどもが』
『僕の実くんを傷付けないでくれるかなぁ』
『えへへ、私達の勝利、だね!』
全体
メーカー様より。
普段、画像では違いますが着物良く着てる予定。
いちご式魔法少女メーカー様より。
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綾鷹。さん (7oo1dkbl)2021/2/16 17:38 (No.68911)
【名前】NOIR ノワール
(朝比奈 さくら)
【種族】悪魔
【ランク】特級
【性別】不明。生前は男。
【年齢】0。(享年19)
【容姿】画像参照。
【性格】死ぬほどマイペース。マイペースを煮詰めて濃縮してさらに圧縮した感じ。
行動事態が少し異質で、不思議ちゃんでもありながら、たまに垣間見える冷酷さはこの人物の見えない底をそのまま体現したようだ。
死後、悪魔となったあとは冷酷さが増した。
【呪術】
『まじかる☆うぇぽん』
【備考】左肩にのせている小さな悪魔''白兎''がさくらの代わりに話す。さくらと白兎は生まれたときから一緒。お互いがテレパシーをするように通じあえる。
生前の力の名残で、負の感情を食らう。

【SV】
『この子はNOIR、そしてみぃは白兎。』
『NOIRにはやるべき使命があるんだ。君が邪魔してくれたら困っちゃう。』
『''勝手に動く。守らなきゃってさ。私は、狩られる側なのに。、、あぁ、聞かなかったことにしてくれ。''』
『''私を殺してみろ。人間。ただ私は、使命を全うするために抗わせてもらうよ。''』
''生前''
「ん?あぁ、朝比奈。」
「月って綺麗だよね~、え?悪魔?いいじゃん今はさ、傍に居ないしどうやって倒すのさぁ。こうやってぼーっとしてよー?焦らなーい急がない♪」

死んだのが数年前だといいなぁって。
NOIR。お着替え可能。
白兎
生前。いわゆる
''朝比奈 さくら''
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