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饅頭さん (7gdgsldp)2020/3/20 13:53 (No.37727)削除
饅頭的個人的すぎる人脈。
暇潰しにでもどうぞ。


平田淳(ヒラタ アツシ)
男・48才・二級退魔師
野田玄才の弟子、そのせいで戦闘のスタイルもヘイト集め担当になっているような節があるとか。10年前の惨劇を生き延びた人。師匠と同じく隻腕であり彼を真似て武器を杖にしたそうな。飲み仲間でもある。神威は虚空を掴む力。

双子谷美真(フタゴヤ ミサネ)
女・20才・民間退魔師(三~二級相当)
烏山光与の兄妹弟子。田舎のちょっとした神社で同時期に退魔師を志したということで切磋琢磨してきた仲。烏山はより成長するために深川へと来たが、彼女は現在も師匠の下で精進と妖退治を続けている。神威は暗視で、その代償か昼間は過ごすには眩しすぎるんだとか。

野田松李(ノダ マツリ)
女・50才・一般人
野田玄才の妻。出会いは24の頃、何かしらの祭りの帰り道で悪魔に襲われたところを助けられたのが恋の始まりだったとか。玄才の方が乗り気ではない…というか彼自身の環境を省みて友人の位置で止めた方が良いと説いていたのだが二年かけてそれを折ることに成功。生活が生活だけに接する機会は多いとは言えなかったが、一人娘も授かり幸せな家庭を築いている。

下間閃(シモツマ セン)
女・19・民間退魔師(二~一級相当)
京都周辺で活動する民間退魔師、名のある寺社に比例して退魔師も色々凄いだろう近畿地方でも上位の成績を残しているとかなんとか。東京に移る前の細川白華とは友達で今でも連絡を取り合っている。神威は"雷っぽい霊力ビーム"を放つ力。代償は右目。
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狐鈴さん (7gc0xao8)2020/3/20 00:55 (No.37714)削除
ただただ蒼來ちゃんの過去を書いただけだけど物凄く雑なのと結構闇が深いから閲覧注意です()あと長い。めっちゃ無駄に長い。ごめんなさい()

(何故本が好きなのか?…どう説明しよう。___始まりはなんて事無かった。小学三年生の時、何処か企業の令嬢だったか…高飛車な態度を気取ったお嬢様に目をつけられたのだ。)「貴方、うじうじしてて気持ち悪いわね!二度と学校へ来ないで頂戴!同じ教室に居るだけで吐き気がするの!明日学校へ来たら…わかっているわよね?」(その宣告は教室の隅で本を読んでいた時の事だった。休み時間はずっと読書をして過ごしていた彼女に友達なんて出来る訳が無く、かといって友達を作ろうなんて気があった訳でも無い。そんな考えを持ち、暇つぶしとして読書をしていたのだが、その時突然私の目の前で令嬢が仁王立ちしてそう告げて。喋ったことは疎か、関わった事さえ無いような人物に突然そう告げられても困惑しか生まれない。どういう事だろうか、なんて思うも言葉が喉から上手く出てこない。彼女はその様子を見、そのままくるりと踵を返して行ってしまう。その令嬢…仮にAとする。Aさんには取り巻きがおり、彼女らに逆らおうなんて思う人は居なかった。取り巻きもAさんも我が強い人間で、気に入らない人は直ぐに虐められるそうだ。一番最初に虐められたのは私なのだが。…否、虐めでは無いと思うのだが、私の拙い語彙力ではこの行為を虐めとしか表現出来ない。…私が意志の薄い人間だと気付いたのだろうか。次の日から勿論虐めは始まった。その内容はよくある典型的な物ばかりだった。最初の日は机に大量の暴言がペンで書かれていたり、上靴をトイレに入れられたり。「貴方なんてこの世の中に居ない方がいいのよ!」「生きる価値も無いわ!」なんて笑顔で言われたり。要するに私は彼女らのストレスの捌け口だったのだろう。例えるならサンドバックであろうか。父が欲しい指輪を買ってくれないだとか、家庭教師が勉強をしろと煩いだの苛ついている時は決まって私に何かをしてきた。学年が上がるにつれ虐めはどんどんエスカレートしていき。暴力も振るわれたし暴言も吐かれたし物も壊されたし…。そのうち、私はどんどん本の世界に入り込むようになった。何故なら本を読むと別の世界に行けると気付いたから、冷泉蒼來では無く、老若男女、動物にだって本を読んでいる間はなれるのだ。現実から✕✕るためにずっと本を読んでいた。誰かに助けを求めなかったのか?何故助けを求める必要なんてあるのだろう。だって私は生きている価値のない人間なのに。…嗚呼でも、一度だけ頑張って勇気をだして先生に伝えたことがある。教科書を捨てられて困ったからだ。Aさんに教科書を捨てられてしまったのですが、なんて頑張って担任の教師に伝えたのだが、教師はこう言った。「教科書は授業の度にコピーをあげますから、もうAさんの事で私の所に来ないでください。」そう言われた時は酷く困惑した記憶がある。何故って、本の中の先生は皆正義感が強く、虐めは絶対に許さない様な人が多かったから。この時に私は、やっぱりAさんの言う通り私はこの世界に必要が無いから先生も私には関わりたくないのだ、Aさんの言う事は全て本当なんだと思ったし今もそう思っている。家でも当時私は影が薄い方だったし、まだ神威も無かった。幸い顔に暴力は振るわれていなかったので、長袖の服を着て、静かに過ごしていれば私が気に止められる事なんてなかった。先生に伝えた何日か後に、Aさんに虐めを誰かに言うなと言われたから誰にも言う訳にはいかなかったのだ。少し月日が流れて小学五年生の頃。もう私を虐めるのはなんというか、癖になっておりやめられなかったのだと思う。私は生まれてきたこと自体が間違っていて、それを罰してくれているのだとAさんは言っていた。)「そう言えば貴方、冷泉家の娘なんでしょう?退魔師の家系よね。なら貴方も神威とかいう能力はあるのかしら!私のお友達がとっても強い退魔師で、色々なこと教えてくれたの!…それで、貴方の神威は?……え、もしかして無いの??あっははは!!何よそれ!とんだ冷泉家の恥晒しね!!」(そう言われて私は冷泉家の恥さらしなんだと学んだ。その日の夕方。少し離れた図書館へ向かった帰り道の事だ。道に五円玉が落ちており、拾ったもののどうすれば良いかわからずきょろきょろと付近を見回して。隣に何処か不思議な雰囲気の神社があることに気付いた。理由は分からないけれど、少しだけ覗いてみよう、なんて軽い気持ちで足を踏み入れた。階段を上れば、あったのは手水舎と本殿だけ。教えられた礼儀を思い出しながら手を水で清め、賽銭箱の前に立つ。きっとぴかぴかの五円玉はきっと此処の神様の落し物だろう。そう解釈し、拾った五円玉を賽銭箱の中に投入。鈴を鳴らしてから二礼二拍手…そして一礼。神様は見守ってくださるだけだからお願い事はしない、と聞いた為とりあえず落し物を届けに来ました、なんて念じてみた。再び目を開くと、本殿の襖の前に誰かが立っていてとても驚いた。)「何だかとても良い香りがすると思ったらそうか!君は冷泉の子か!何だか腕がとても痛そうだけれど大丈夫かい?嗚呼待って!!君のその瞳!なんて美しさなんだろう!!その瞳、片方でいいから僕にくれないかな!?嗚呼そうか、じゃあ代わりに僕の力を与えるよ!!」(なんて早口で捲し立てられる。頭が追いつかない、ええと、処理していこう。いい匂い…?それはよく分からないけれど、冷泉の子か、と、言っていた。そうなれば冷泉家の誰かと知り合いなのだろうか。腕が痛そう…?私は今長袖の服を着ている。何故私が…僕の力……嗚呼そうか、この方は神様なのだ…。そして今私は契約を持ちかけられているのだ。どうしよう、どうしよう。自分でなにか決めるなんて無理だ。仮に神威を得たとしても私に扱いきれるはずがない………かといって断れないし………なんて冷や汗が止まらずぐるぐると思考を巡らせていれば、突然「瞳を閉じて。」なんて言われて。反射的に目をぎゅっと瞑れば、左目に突然何かが触れた感触がし。驚いて目を離すと目の前には先程の神の顔…が………あれ、おかしい……視界が狭い……。!もしかして…。)「ごめん!!!つい我慢出来なくて!!ごめん許して!!でも本当に君の瞳の色は綺麗だね!!あ、そだそだ僕の力は…君の手を腕に翳してご覧!」(だめだ彼の言葉に着いていけない。早すぎる追いつけない、なんて目がぐるぐると回りそうなほど混乱していて。がしかし、反射的に手を腕に翳していて。何だか不思議な感触がする…。あれ、先程までずきずきと痛んでいた腕が痛くない…。思わず服を捲って。私が手を翳した一部分の肌は痣も傷跡も何も無い普通の肌で。まさか…まさか彼の神威は回復の能力…?なんて目を丸くしながら腕を見つめる。嗚呼少し腕との距離感が分からない。)「傷を癒すことの出来る力さ!どう?気に入った?初めての神威は!やだ…僕ってば君の初めてもらっちゃった…いっけね相手は小学生なんだ事案事案………。と、とりあえず!君に神威を授けました!能力は回復で、僕の名前は少彦名大神さ!たまにでいいんだけど神社の掃除とか来てくれるとありがたいな…あ、まずいまずい!!もうこんな時間だよ!!!早く帰らないと冷泉家の人達が心配する!送ってあげるからおかえり!!またね!!」(話す間もない。質問もできない。彼が手を振り、ぱん、と手を叩けば何故か家の前に立っており。とりあえず…手に入れた神威を報告しなければ、なんて報告に向かう。その後はよく分からないが回復の神威は希少だとかよく分からない話をされ解散。たまに任務に着いて行ったり基本的に医務室にいて欲しいなどの説明もされたっけ…。晴れて私も退魔師の仲間入りと言うわけだ。あああと、その後鏡を見た時は普通に驚いた。左の瞳の色が灰色になっていたから。…まぁ私にはある意味お似合いの色かもしれないなんて思ったのだが。そして翌日。)「なんですのその目!ただでさえ気持ち悪い顔をしていらっしゃるのに更に目まで!何かで隠した方が良いのではなくて!?あら、そこの雑巾なんてどうかしら!」(びしゃびしゃの雑巾を投げつけられた。そうか、この瞳も気持ち悪いのか……あ、そうだ医務室に眼帯があったはず…明日からはそれをつけてこよう。なんて思い。感情を✕✕✕✕ることにはもう慣れた。幸い私には本がある。…はぁ、早く本が読みたいなぁ…。なんて考えながら最近は過ごすようにしている。変化と言えば、私の神威がAさんにバレて顔も殴られるようになった。醜い顔がマシになったんじゃない?と暴力を振るう度言われる。流石に顔は誰かに見られたら困るので、治すしかない。腕や足も治してはいるのだが神威を使う度疲労が凄い。この能力に私の体力が見合ってないのかもしれない。毎日布団に倒れ込む生活が続いていた。中学は地元の中学に通ったのだが、勿論Aさんも取り巻きもそのまま一緒の中学で。教室内での虐めは無くなったのだが、その分別の場所での虐めが過酷になった。中学二年生の頃、Aさんに「貴方腕とか脚の傷を治しているみたいですけれど、貴方がどれだけ気持ちが悪い人間か一目で分かるように治さない方が宜しいんじゃなくて?」なんて言われた日から何故だか痣が消えない。傷跡も治らない。✕✕✕✕。高校はAさんと別の高校だった。それでも彼女に言われた言葉は消えない。今までトイレの水を何回飲んだかなんて覚えていない。何回肌をカッターの刃で切り裂かれたか覚えていない。何個痣が出来たかも何回現実を彼女の口から吐かれたかも何回血を流したかもどれだけ流したのかも覚えていない。どれも多すぎる。✕✕✕、✕✕✕、✕✕✕✕。もう✕✕✕✕✕。でも、でも。本を読んでいる時だけは楽しいのだ。思わず笑顔が溢れてしまうのだ。誰かの人生を私が体験出来るのだ。私は醜くて異常で汚らわしくて醜女で恥晒しで間抜けでダサくて気持ち悪い顔をしていて落ちこぼれで弱虫で生きていては駄目で殴られて蹴られて暴力を振るわれて当然の存在でそれをAさんが優しいからしてくれている様な駄目な人間なのだが、本を読んでいる間はその事実が全部無くなるのだ。草原を駆け回ることが出来て、青空を眺めることが出来て、友達と一緒に遊べて、洞窟を冒険だって出来て。だから私が唯一、胸を張って言えることは本が大好きだということだ。だから私は今日も別の人生を歩む。)
狐鈴さん (7gc0xao8)2020/3/20 00:59削除
いやほんと気持ち悪いぐらい長いのに何も伝わらない駄文だ深夜テンションの気の迷いだと思って許してください(土下座)
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信濃さん (7gdg4iya)2020/3/19 21:32 (No.37703)削除
〖NiaとJKの出会いと別れ〗


JKと出会ったのは12年前、彼女がまだ5歳程の頃だった.魔人となる以前のニア、いやこの頃はまだ名もなき影をそのまま浮かび上がらせたような唯の悪魔の頃だったか.彼は夜な夜な人を脅し、その深淵へと飲み込んでいた.そんなある夜、顔や足に幾つもの痛々しい打撲痕を残す少女と出会った.そうそれが幼き頃のJKだ.彼女は己を〝 藤宮 ニナ 〟と名乗った.



「この私が恐ろしく無いのか。」



彼女は〝 怖くない、だって貴方は私に酷いことをしないから 〟と嬉しそうに微笑んだ.どうやら、彼女、両親が離婚し、父親に兄共々引き取られたようだが、父と兄の両方から暴力を受けているらしい.彼はこの少女をそそのかしたらどれだけ面白いだろう、可哀想だろう、と無い口で微笑んだ.



「可哀想なニナ。私の言う通りにすればもうお前を虐める人は居なくなるのだよ。」



彼女は寝入った父と兄の首をかき切った.動かなくなった家族を見下ろして、彼女は静かに微笑み、〝 ほんとだ。何も言わなくなったね。1人は寂しいから、貴方が私の家族に成ってくれる?〟と可愛らしい大きな瞳で彼を見据える.彼女はもとからもう人としての何かが壊れていた.



それから彼はまず父親の体を乗っ取り、兄の体を飲み込んだ.表面上では彼女のよき父親として人前に姿を現し、彼女と家族ごっこを始めたのだ.時には兄の体で彼女を迎えにいくなんてこともしていた.初めは唯の暇つぶしで始めた事だったが、次第に彼女に絆されていく自分を感じていた.もう人を無闇に襲うのはやめ、唯1人の大切な家族の為に日々を過ごすようになる.彼女が彼に〝 Nia 〟と名付けたのもこの頃だろう.



気づけば彼女も高校生となり、美しく成長した.2人で買い物に行き、2人で料理をして、2人でご飯を食べ、そして並べたベットで眠る.それがこれからも続くそう信じていた.だが、彼女はあんなに楽しそうに笑っていた次の日突然首を吊った.可愛らしく丁寧に書かれた遺書を拾い上げる.



〝 Nia、貴方が愛してくれた私は穢されちゃった。貴方は穢れた私でもきっと愛してくれる。でも、私が堪えられない。だって私のいい所は綺麗なところだけだったから。私の体は貴方にあげるね.だから、私を穢した×××と×××を貴方の中の暗闇に狂うまで監禁して、産まれた事を後悔するぐらい。死ぬのも赦さない。最後に、私の分までNiaは幸せになってね。大好き。〟



だから飲み込んだ.彼女を苦しめたあの愚者共を.彼の深淵は出る事も自死することも眠ることもできない.ただただ揺蕩うことだけ.とても幸せだろう、何も食べなくても働かなくても永遠に生きていける暗闇なのだから.



────────────────────

裏話Time
添付してるのはJKの容姿ですね。ちなみにニアがフ-ドをとると、この顔が現れますぜ。しかし、まず成りでフ-ドは取らないのでここでお披露目という事で。
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名無さん (7gfrhh99)2020/3/19 14:02 (No.37687)削除
ラスボス導入便乗の便乗。


「…と … ぅ さん …… 。…とう … さん 。」

幾ら呼び掛けても答えない父の声 。視界は暗くて 、身体は熱くて 。父に触れてもピクリともしなかった 。身体は温もりがあるのに 、石のように硬かった 。…原型も留めてはいなかった 。
揺らぐ影でしか見えない荒魂の姿 。冬なのにこんなにも熱いのは何故なのか 。何故鼻に掠む匂いは 、生臭さを纏った鉄の香りなのか 。人々を何とか助けようとかかる掠れ声が聞こえる 。顔につけていたお面はボロボロで 、役を果たせそうにはなかった 。
嗚呼 、戦争はこんなものだったのか 。脳の隙間でフト考える 。


___日本の首都 "東京" 。人が多く行き交い 、最も人が集中する場所 。
十年前 。それは一人の悪魔によって全て消し去られた 。
人の楽しい声は悲鳴に変わり 、行き交う姿は這う姿に変わり 、幸せは絶望に 。
特級退魔師でさえも二名死亡 。
一般人を含めた犠牲者は三万人を超えたあの大規模事件 。
奇跡的に生還し その体験をした者は 、今でも深く心に傷が刻まれているだろう 。
憎悪 . 怨念 . 悲哀 . 虚無 . 恐怖 . 復讐心 …等 。

そんな中で 、己が得た体験は "無" だった 。
悲しみも 、恨みも憎しみも 怒りでさえ覚える事はなかった 。

己の後ろに居た父が死んだあの日 。
己は片足と腕を負傷するだけの重症で済んだ 。
人を救うためのサイレンが 、鈍い音に変わっていく 。
ガラと重たい瓦礫が落ちていく 。
グシャと何かの潰れる音が至る所で聴こえる 。
高い建物が燃える光景は 、美しいとも醜いとも感じる 。
火の海とはこの事だと痛感していた 。

手も足も出ない退魔師を嘲笑うかのように消えていく荒魂 。

きっと退魔師の誰しもが思ったあの気持ち 。
"自分はまだ未熟" "まだ神威を使いこなせていない" "こんな悲劇繰り返させない"
でも己が思った事の中に 、上記の感情は芽生えなかった 。
諦めたのではない 。逃げたのでもない 。

"不思議で堪らなかった" 。


_ 2月13日の冬 。己が××歳で一級退魔師だった頃の事 。
微かに心残りだったのは 、遠くで少女が泣き喚いている姿を 、"哀れ" だと思った時だけだった 。
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饅頭さん (7gdgsldp)2020/3/19 13:55 (No.37686)削除
やれ11年前の苦労話とは、そんなことを聞きに来る烏山も数奇者である。とはいえ、彼は地方の出身だったか、俺は大したことは話せぬが、まあ軽く聞き流してくれ。


「ぬゥンッ!」
森の中聞こえる野太い声、見れば図体だけ大きな中年の男が、杖を振り抜いた格好で止まっていた。地面を見れば奇っ怪な姿の"何か"が転がっている。
「全く悪魔共め………」
小言を呟いても始まらない。そんなことはとうに承知している。それでもつい漏れてしまうのが現状だ。
…………数日前の事である。件の悪魔による災厄は。
特級二名が殉職、以下負傷者多数___やれ宗教だ、民族だとか言った人間の争いが小さく見える災害には、この道20年を超える玄才も黙らざるを得なかった。運良く首都圏を離れていた玄才ではあったが、当然、翌日には深川に舞い戻り仕事に忙殺されることとなる。 身内に不幸が無かったのは幸いであったが、家族に会う暇も無く、不安がらせた事だろう………
「もしもし、…………野田だ。一つ終えたが他に不穏な箇所はあるか?」
やれ森を抜けて、深川には電話にて連絡、ついでにひよっ子の危うそうな現場を聞き出しては向かう___概ね、そんな毎日であった。一度に二席失われた特級退魔師は深川だけに構っていられるハズも無し、一、二級の生存者の多くも意気を失い、深川から動かせる者がロクにいないと来れば、やむを得ないだろう。
「……………最寄りの駅から電車だな………逃がさなければ良いのだが…」
まだ夜10時頃の話、夜はこれからだ。
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もの/主さん (7gbv5jm3)2020/3/19 13:02 (No.37683)削除
噂の女装三人衆
雑でごめん

頭目がどうやってもネタ枠だった()
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くくりさん (7geso8on)2020/3/19 10:23 (No.37674)
ラスボス導入便乗。

10年前、高御門 火頼の心が折れた話。








、、、悲惨、そう表すのがおこがましい程、だがそうとしか表せない[地獄]が彼女達、、、彼女の前には広がっていた。




此処は日本の首都、東京。東京のイメージと言えば高く高くそびえ立つ塔、ビルが沢山並び人が多く行き交っているイメージがあるだろうがそれはほんの数時間で崩れた。



見渡す限り彼女の目に入ってくるのは元々はビルだった瓦礫、瓦礫、瓦礫、 そしてそこら中にある血溜まりの中心にある物体は私と同じ形をしているモノ。


そしてまた、彼女座っている周りにも小さく血溜まりが出来ている。
右肩、左足、首もとの三カ所にけして浅くはない傷を負い血を流しながら東京だった、地獄をみていた。








彼女には好きなものがあった。


それは東京に朝日が差す瞬間。

それは学校の友人。

それは道を歩く人々の幸せそうな顔。

それは何かを決心し深川神社に参拝する人。

それは高くそびえる塔のライトアップ
それは行きつけのクレープ屋のクレープ
それは私を退魔師の高いところへ導いてくれた師匠。
それは、それはそれはそれはそれは、、、、、、





それは





全て壊れてしまった。




それどころか彼女には守ることも守れるように、皆が逃げれるように足止めすることも出来なかった。


強くなったと錯覚していた。

悪魔を一人で狩ることができるようになった。

一級にもなれた。

本家の人からも褒め、認めてもらえた。

師匠からも褒められることが多くなった。

だが現実はどうだった??



圧倒的な力の前に、守ることも足止めすら出来ずに大切なものを失った。


そんな虚無感と無力感に打ちひしがれて彼女は近くにある血溜まりまで左足を引きずりながら這う。



その血溜まりの中心にいたのは、、、彼女の師匠、特級退魔師の冷泉 千紘(レイゼイ チヒロ)だった



「師匠っ、、、、ししょぉお、、、、ごめんなさい、、、ごめんなさい、、、本当にごめんなさい、、、ッッ」



もう返事もせず此処にもいない形だけのものに泣きながら謝る。顔は血と涙と鼻水でぐちゃぐちゃになるがそんなのも気に留めず師匠の体を抱き寄せて泣く。


まだ悪魔からの災害の爪痕が色濃く残る2月13日、東京。







その五年後、彼女は忽然と姿を消した。
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邪見さん (7gh84au6)2020/3/18 21:32 (No.37648)削除
全員女の子ですね
キャロルちゃん 蒼來ちゃん Niaちゃんお借りしました...。
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もの/主さん (7gbv5jm3)2020/3/18 20:44 (No.37647)削除
ラスボスの導入とDK不知火を泣かせたかっただけの話




__________噎せ返る様な血の匂い。そこら中に転がった人間の死体はまるで糸を失った傀儡が転がっている様に見えた。…そうとでも見なければ、とても正気を保っていられなかった。

戦争はとっくの昔に終わり、内戦もない日本で、こんな地獄を見ることがあるだろうか。
ビルは黒煙を上げて燃え、道路には見渡す限りの死体。壁には血と肉片がこべり付き、遥か遠くで救急車のサイレンが叫んでいる。いつも通りの東京を、あの悪魔が、一瞬にして破壊してしまった。

「さ、理……大丈夫か?、血が…」

ひどく打った頭からの出血が止まらない。その様子見て、慌てて布で不知火の頭を押さえる彼は不知火の親友で、同じく一級退魔師の小野木 簓(おのぎ ささら)。
そんな彼を気にせずに、不知火は崩れ落ちるようにして膝を付いた。
虚な目のまま、彼はゆっくりと口を開いた。

「この辺だけで………どれだけ死んだ」

「………分からない。…理、落ち着いて。血を止めないと」

「俺のせいで、みんな、死んだ。助かったかもしれないのに………こんな所で死んでいい人間なんて誰も居ない。あの場でスサノオに自分の全てを差し出したら、もっと強くなれた。あの悪魔には勝てなかったかもしれないが、それでも一人………わからないが、一人は救えた。人間……一人だぞ。俺が、その努力をしなかったから……救える筈だった一人は、ここで死んだ」

あの悪魔を足止めすることも出来なかった。自分はこんなにも愚かで弱いことを、こんな形で思い知らされるなんて。
悔しくて、憎くて、惨めで。色んな感情がごちゃ混ぜになって、まとめて涙となって瞳から溢れ出した。

「…ッく…うぅ………くそ、くそ………ッ」

曇天の空に黒煙が立ち込め、爆発の火はまだ消えずに彼らを紅く照らし続けていた。

駆けつけた特級退魔師二名も苦戦を強いられた後に殺され、最終的にその悪魔は駆除されないまま姿を消し、一般人を含めた犠牲者は3万人を超えることとなった。

2月13日、冬。不知火は16歳、彼がまだ一級退魔師だった頃の話。
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