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名
名無しの劣等さん (7hq0dxob)2020/4/23 00:05 (No.40145)削除【イベント概要】
「邂逅」
【開催日】2020/4/25を予定
【場所】街外れの廃墟
【時間】19時開始予定
【分類】探索、場合により戦闘
【内容】そろそろ夜も深まりを覚えようかと言う時間、そんな時間帯にあなた達の携帯端末に指令が届き、五月蝿く鳴り響くだろう。内容は以下の通りである
『民間人が廃墟に紛れ込み、かれこれ何時間も出てこない。この廃墟では悪魔も出るとの噂もあるので救出と余力があれば調査を願いたい。また悪魔が出た場合、討伐、もしくは撃退を推奨する。一人も欠けずに生還することを願う。任務遂行と達成を宜しく頼んだ。』
差出人は不明、だが民間人が本当に居なくなっており、悪魔の仕業だとすれば看過することも出来ない。渋々だろうとノリノリだろうとあなた方は任務のために現場へと赴いて貰うことになる…。
「邂逅」
【開催日】2020/4/25を予定
【場所】街外れの廃墟
【時間】19時開始予定
【分類】探索、場合により戦闘
【内容】そろそろ夜も深まりを覚えようかと言う時間、そんな時間帯にあなた達の携帯端末に指令が届き、五月蝿く鳴り響くだろう。内容は以下の通りである
『民間人が廃墟に紛れ込み、かれこれ何時間も出てこない。この廃墟では悪魔も出るとの噂もあるので救出と余力があれば調査を願いたい。また悪魔が出た場合、討伐、もしくは撃退を推奨する。一人も欠けずに生還することを願う。任務遂行と達成を宜しく頼んだ。』
差出人は不明、だが民間人が本当に居なくなっており、悪魔の仕業だとすれば看過することも出来ない。渋々だろうとノリノリだろうとあなた方は任務のために現場へと赴いて貰うことになる…。



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塩
塩焼きさん (7hbrtokn)2020/4/22 11:55 (No.40096)削除えっと、水無月ちゃん描けたのでこっそり落とします

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饅
饅頭さん (7gdgsldp)2020/4/21 19:28 (No.40024)削除まさかあんなことが起きるとは思わなかったどうでも人脈番外。
甲斐光昌(カイ ミツマサ)
男・21歳・民間退魔師(二級)
甲斐神社を拠点に活動する九州の有望株。
阿蘇神社に従うようにして悪魔を祓い手柄を挙げている。
四肢を硬質化する神威は先祖の直系の人物からだと言うが真偽は不明。
甲斐光昌(カイ ミツマサ)
男・21歳・民間退魔師(二級)
甲斐神社を拠点に活動する九州の有望株。
阿蘇神社に従うようにして悪魔を祓い手柄を挙げている。
四肢を硬質化する神威は先祖の直系の人物からだと言うが真偽は不明。
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饅
饅頭さん (7gdgsldp)2020/4/18 22:49 (No.39788)削除イベント『Re:Remember』(一日目)登場及び登場予定だった悪魔・魔人です。
二日目やさらに今後登場するかもね!
一つ目四つ足の悪魔/四足歩行マイク・ワゾ○スキ
3級・討伐済み
爪が強く天井も駆け回る事が出来る。
高御門雨月特級と会敵。戦闘に突入するかと思われたが悪魔バーケライヒの咆哮によって沈黙。サッカーボールとして扱われた。
くたびれた男の魔人/スーツ姿の魔人
2級・未討伐
"壊れた者を飛ばす"呪術。
高御門晶二級の行動したルートで活動後、烏山三級と会敵、その後烏山他二名との戦闘を経て撤退した。
単なる骸骨/なんとなくコミカルなガイコツ
3級・討伐済み
"自らのパーツを自在に飛ばす"呪術。
退魔師突入直後に伊藤特級その他に骨を放ったりしたが直後に撥ね飛ばされたと思われる。
長い髪で身体全体が隠れたような何か/ロング貞子
2~1級・討伐済み
"髪の毛を自在に操る"呪術。髪は伸びるし刺さる。
高御門雨月特級、堺燈浬一級。及び悪魔バーケライヒとの三巴の戦闘に突入。
最終的に高御門雨月特級に討ち取られた。
リングピアスの魔人/金髪の魔人
2~1級・未討伐
"円形の光を操る"呪術。円月輪めいて斬れる。
野良の魔人。空港には魔人友達に会うために来ていた。
悪魔、退魔師双方の追跡を逃れ無事に生存する。
職業は理髪師で腕は中々とか。
黒い球体/巨大玉羊羮
3級・未討伐
"衝撃波を放つ"呪術。
滑走路を跳ね回り退魔師や民間人を襲うも犠牲者無し。未討伐であるが海に飛び込んでその後浮いて来なかったとある退魔師の談。
黄色いてるてる坊主/黄色ノーバ
2級・討伐済み
"水や氷を放出する"呪術。
細川二級により討伐。
巨大な黒猪
2級・討伐済み
"何物をも撥ね飛ばす"呪術。
実際に野田二級その他数名が撥ね飛ばされたが朝田三級により討伐。
子供くらいの人型/チー○・トリック
3級・討伐済み
"何者にもくっついて離れない"呪術。
一名の犠牲者が出たが朝田三級により討伐。
頭の無い落武者
3~2級・討伐済み?
"刀より食らう"呪術。
何故か各所にて複数発見されたが別個体の悪魔とされる。
主に高御門雨月特級・悪魔バーケライヒとの戦闘中に多数出現した。
その他朝田三級(三体)、烏山・簗田・結城各三級(二体)、細川二級(二体)等の討伐報告が上がっている。
黒い小蜥蜴
3級・討伐済み
本事件より前からの野良悪魔。
空港内の椅子の下に潜んでいたが高御門雨月特級に圧殺された。
二日目やさらに今後登場するかもね!
一つ目四つ足の悪魔/四足歩行マイク・ワゾ○スキ
3級・討伐済み
爪が強く天井も駆け回る事が出来る。
高御門雨月特級と会敵。戦闘に突入するかと思われたが悪魔バーケライヒの咆哮によって沈黙。サッカーボールとして扱われた。
くたびれた男の魔人/スーツ姿の魔人
2級・未討伐
"壊れた者を飛ばす"呪術。
高御門晶二級の行動したルートで活動後、烏山三級と会敵、その後烏山他二名との戦闘を経て撤退した。
単なる骸骨/なんとなくコミカルなガイコツ
3級・討伐済み
"自らのパーツを自在に飛ばす"呪術。
退魔師突入直後に伊藤特級その他に骨を放ったりしたが直後に撥ね飛ばされたと思われる。
長い髪で身体全体が隠れたような何か/ロング貞子
2~1級・討伐済み
"髪の毛を自在に操る"呪術。髪は伸びるし刺さる。
高御門雨月特級、堺燈浬一級。及び悪魔バーケライヒとの三巴の戦闘に突入。
最終的に高御門雨月特級に討ち取られた。
リングピアスの魔人/金髪の魔人
2~1級・未討伐
"円形の光を操る"呪術。円月輪めいて斬れる。
野良の魔人。空港には魔人友達に会うために来ていた。
悪魔、退魔師双方の追跡を逃れ無事に生存する。
職業は理髪師で腕は中々とか。
黒い球体/巨大玉羊羮
3級・未討伐
"衝撃波を放つ"呪術。
滑走路を跳ね回り退魔師や民間人を襲うも犠牲者無し。未討伐であるが海に飛び込んでその後浮いて来なかったとある退魔師の談。
黄色いてるてる坊主/黄色ノーバ
2級・討伐済み
"水や氷を放出する"呪術。
細川二級により討伐。
巨大な黒猪
2級・討伐済み
"何物をも撥ね飛ばす"呪術。
実際に野田二級その他数名が撥ね飛ばされたが朝田三級により討伐。
子供くらいの人型/チー○・トリック
3級・討伐済み
"何者にもくっついて離れない"呪術。
一名の犠牲者が出たが朝田三級により討伐。
頭の無い落武者
3~2級・討伐済み?
"刀より食らう"呪術。
何故か各所にて複数発見されたが別個体の悪魔とされる。
主に高御門雨月特級・悪魔バーケライヒとの戦闘中に多数出現した。
その他朝田三級(三体)、烏山・簗田・結城各三級(二体)、細川二級(二体)等の討伐報告が上がっている。
黒い小蜥蜴
3級・討伐済み
本事件より前からの野良悪魔。
空港内の椅子の下に潜んでいたが高御門雨月特級に圧殺された。
くくりさん (7geso8on)2020/4/19 16:45
燈浬がマイクをサッカーボールにして大変申し訳ありませんでした次はバスケしたいとおもいます
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名
名無しの劣等さん (7hq0dxob)2020/4/19 04:27 (No.39806)削除4/18に開催されたイベントで少々過去を書いてみるのも一興かと思い、走らせてみます。長くなるのでお時間があり、尚且つ興味があれば是非一読頂ければと思います。
時間軸としてはイベが終わり、闇瀬が倒れる辺りとなります。ではお楽しみください――
普段、酷使なんてしない神威を一時の感情に身を任せたとはいえフルで活用してしまった。そんなことをすればどうなるかなんて火を見るよりも明らかなものだろう。馬鹿げた事だがガス欠を起こしたのだ、今は一歩踏み出すどころか立ち上がることすら…いや、意識を保つことすら困難なものである。雨が滴る音を、遠い何処かで聞きながらうっすらと途切れ行く意識の中で瞼の裏に浮かんだのは過去の情景…忘れ去りたい記憶だった……
◆時は西暦 19○○年、暖かな春の日差しを感じられる日…◆
アハハ、アハハハハ―…
煩くも感じられる元気な男の子の笑う声で目が覚める
今は何時だろう…?いつから眠っていた?…あぁ、そうだ。春の暖かな木漏れ日を縁側で楽しんでいればあまりの気持ち良さに寝てしまったのだ
遅くも頭でそう理解できれば、まだ眠っていたいと声をあげる体と意思を宥め、上半身を起こす。
ふあぁ…なんて、大きな欠伸をすればさっきまで笑っていた声の主である子供達を探そうか…
「にいちゃーん!!」
「弥宵お兄ちゃーん!!!」
探す手間なんてどうやら必要なかった。
探していた相手はドタドタと忙しない足音を立ててドカッ!とその勢いを殺さずに抱きついてきた。
ジンジンとした鈍い痛みが抱きつかれた辺りから体全体へと染み渡る。
二つもあれば眠気覚ましにはもってこいだと言わんばかりの痛みだ。
「やれやれ、転んだら危ないから走ったらダメだと言っているだろう?」
何とも優しく、だがちょっぴり怒ってる様を出しながら2人の弟の頭を撫でるとしよう。
自分の宝とも言える大切な弟たち…
「ぶー、だって暇なんだもん~…」
「暇だよぉ…」
だが兄のそんな態度が少し気に食わなかったのか、二人の弟からはブーイングを出されてしまう
ふと、抱きつきから解放されたと思えばガシッと男の子らしく何処か強さを感じる力で各々に両腕を捕まれてしまった
遊んでー!構ってー!と年相応な声と要求する声、そして左右に揺さぶる動き。
困ったものだ、と言わんばかりに困り顔を浮かべながらも良いよ、と了承すれば弟たちの望む遊びに興じよう
どれだけの時間が経っただろうか?
赤い夕暮れの光が屋内に差し込み、何と眩しいことか
遊び疲れ、ヘトヘトになって居間で座り込んでしまうも、体力の有り余った弟たちは「まだ遊ぶのー!」なんて元気な声を張り上げていた
元気だなぁ…なんて思っていれば、ふと気になったことを弟たちに何気無しに聞いてみた
「母さんと父さんはどうしたんだ?」
今日は確か仕事も無く休日だったはず、家に居ないのは少しおかしく感じれてしまった。
何気無いそんな質問を弟たちが聞けばピタリと声を潜めてしまった。
?を浮かべ、どうした?と問いかければ次男坊が口を開いた
「にいちゃん、寝むそうにしてたから聞いてなかったんだと思う。お父ちゃんもお母ちゃんも親戚のおじさんに呼ばれて仕事に行っちゃった…」
「うん…だから兄ちゃんが起きるまで二人で遊んでたの…」
二人の寂しげな顔を見れば嘘なく言っているのが分かる
嘘をつく必要がないこと知っているからこそ、弥宵は申し訳なさそうな顔をした
「そっか、すまないな。あんまりにも気持ち良かったから、兄ちゃん話も聞かずに寝ちゃったんだ。何やってんだろうなー」
ほら、おいで
その気持ちを示すかのように膝元をポンポンと叩く。
弟たちは嬉しそうにダッと駆け寄ってその上に座り、兄の体を抱き締めるだろう。
そんな様子に愛しささえ覚えながら頭を撫でてやりつつ、言い訳じみた事をちょっとおふざけ調子に語れば、がしがしと強く撫でてやろうか。
止めてよー!なんて言葉をあげながらも嬉しそうにする弟たちの顔を見れば何だかこちらも嬉しくなり、年相応の屈託のない純粋な笑顔を溢して見せた。
-to be continued-
時間軸としてはイベが終わり、闇瀬が倒れる辺りとなります。ではお楽しみください――
普段、酷使なんてしない神威を一時の感情に身を任せたとはいえフルで活用してしまった。そんなことをすればどうなるかなんて火を見るよりも明らかなものだろう。馬鹿げた事だがガス欠を起こしたのだ、今は一歩踏み出すどころか立ち上がることすら…いや、意識を保つことすら困難なものである。雨が滴る音を、遠い何処かで聞きながらうっすらと途切れ行く意識の中で瞼の裏に浮かんだのは過去の情景…忘れ去りたい記憶だった……
◆時は西暦 19○○年、暖かな春の日差しを感じられる日…◆
アハハ、アハハハハ―…
煩くも感じられる元気な男の子の笑う声で目が覚める
今は何時だろう…?いつから眠っていた?…あぁ、そうだ。春の暖かな木漏れ日を縁側で楽しんでいればあまりの気持ち良さに寝てしまったのだ
遅くも頭でそう理解できれば、まだ眠っていたいと声をあげる体と意思を宥め、上半身を起こす。
ふあぁ…なんて、大きな欠伸をすればさっきまで笑っていた声の主である子供達を探そうか…
「にいちゃーん!!」
「弥宵お兄ちゃーん!!!」
探す手間なんてどうやら必要なかった。
探していた相手はドタドタと忙しない足音を立ててドカッ!とその勢いを殺さずに抱きついてきた。
ジンジンとした鈍い痛みが抱きつかれた辺りから体全体へと染み渡る。
二つもあれば眠気覚ましにはもってこいだと言わんばかりの痛みだ。
「やれやれ、転んだら危ないから走ったらダメだと言っているだろう?」
何とも優しく、だがちょっぴり怒ってる様を出しながら2人の弟の頭を撫でるとしよう。
自分の宝とも言える大切な弟たち…
「ぶー、だって暇なんだもん~…」
「暇だよぉ…」
だが兄のそんな態度が少し気に食わなかったのか、二人の弟からはブーイングを出されてしまう
ふと、抱きつきから解放されたと思えばガシッと男の子らしく何処か強さを感じる力で各々に両腕を捕まれてしまった
遊んでー!構ってー!と年相応な声と要求する声、そして左右に揺さぶる動き。
困ったものだ、と言わんばかりに困り顔を浮かべながらも良いよ、と了承すれば弟たちの望む遊びに興じよう
どれだけの時間が経っただろうか?
赤い夕暮れの光が屋内に差し込み、何と眩しいことか
遊び疲れ、ヘトヘトになって居間で座り込んでしまうも、体力の有り余った弟たちは「まだ遊ぶのー!」なんて元気な声を張り上げていた
元気だなぁ…なんて思っていれば、ふと気になったことを弟たちに何気無しに聞いてみた
「母さんと父さんはどうしたんだ?」
今日は確か仕事も無く休日だったはず、家に居ないのは少しおかしく感じれてしまった。
何気無いそんな質問を弟たちが聞けばピタリと声を潜めてしまった。
?を浮かべ、どうした?と問いかければ次男坊が口を開いた
「にいちゃん、寝むそうにしてたから聞いてなかったんだと思う。お父ちゃんもお母ちゃんも親戚のおじさんに呼ばれて仕事に行っちゃった…」
「うん…だから兄ちゃんが起きるまで二人で遊んでたの…」
二人の寂しげな顔を見れば嘘なく言っているのが分かる
嘘をつく必要がないこと知っているからこそ、弥宵は申し訳なさそうな顔をした
「そっか、すまないな。あんまりにも気持ち良かったから、兄ちゃん話も聞かずに寝ちゃったんだ。何やってんだろうなー」
ほら、おいで
その気持ちを示すかのように膝元をポンポンと叩く。
弟たちは嬉しそうにダッと駆け寄ってその上に座り、兄の体を抱き締めるだろう。
そんな様子に愛しささえ覚えながら頭を撫でてやりつつ、言い訳じみた事をちょっとおふざけ調子に語れば、がしがしと強く撫でてやろうか。
止めてよー!なんて言葉をあげながらも嬉しそうにする弟たちの顔を見れば何だかこちらも嬉しくなり、年相応の屈託のない純粋な笑顔を溢して見せた。
-to be continued-
名
名無しの劣等さん (7hq0dxob)2020/4/19 05:39削除ガンガンガン。ガンガンガンガン。
弟たちを抱き締めながらいつの間にか寝てしまっていたらしい。
けたたましいノック音に起こされてしまった様だ。
外は雨模様であり、激しく降り頻っていた。
こんな時間に、それもこんな空模様で、一体何の用だろうか。
鬱陶しさすら感じながら弟たちを起こさぬようにそっと離れて、はいはい今出ますよー、なんて言葉を放ちながら玄関へと向かっていった。
扉を開けてみればそこには両親と仕事へ出掛けたはずのおじさんが血相を変えて立っていたのだ。
「…今すぐ家を出ろ。荷物を纏めて逃げるんだ…」
「え?…えっ?」
何の脈略もなく突拍子もない要求をされれば、唐突な事で頭も理解もついていけず、間の抜けた声を漏らすだけだった。
「今すぐ逃げろ、荷物を纏めて逃げるんだ!早く―」
繰り返される言葉
何が?どういうこと?そんな疑問ばかりか弥宵の頭を埋め尽くしていく。
おじさんは何を言っているんだろう?それに何でおじさんは此処に居るの?たしか弟たちの言い分には確か両親と仕事に…。
あれ?何で?何で何で何でなんでなんでナンデナンデなん――
ガシャァン!!!
遠くでおじの声を聞きながら、右から左へと流れる言葉。
理解が出来ぬまま、立ち尽くすだけの弥宵を現実に引き戻したのは奇しくも後ろから、今から聞こえてきた爆発音にも似た大きな音と衝撃。
はっと我に帰り、後ろを振り向けばおじの制止も聞かずに履き物を脱ぎ捨て、宙へと放って急いで居間へと戻る。
あそこには今、何も知らず夢の世界へと旅立っている二人の可愛い弟が……!!!!
「……え…?」
バキ、バキバキ……グシュッ…ゴリッゴリゴリ……―――――――ぐちゅり。
そこには可愛い寝顔を浮かべたまま寝息をたてる二人の弟は居なかった。
代わりに居たのは、
骨 を 砕 き 、 2 つ の 肉 塊 を 貪 る 1 つ の 化 け 物 の 姿 だ っ た ――
射し込む月光に照らされた部屋には先程まで生きていたであろう弟たちの血飛沫、そして床には血溜まりが広がっており、惨憺たる光景であった。
その肉片を貪る姿は正しく『悪魔』…いや、『魔人』とも取れる何かであった。
何が起きたのか理解が出来ぬまま放心している此方など意に介さずに化け物は食事を続けていた。
唐突に意識が戻れば血、同族の、それも弟たちであったはずの肉の臭いに吐き気を催し、膝から崩れ、口を手で押さえる。
「ッチ…遅かったか…!」
遅れて家に上がり込み、惨状を目にしたおじは放心状態の弥宵を抱えあげ、その場を後にした…。
…い…よい……
遠くで誰かの声を聞きながら、手放していた意識を手繰り寄せ、目を開けるまで至れば目だけで辺りを見回す。
顔に雨が当たる感触もあり、だんだんと意識がはっきりとしてきた。
「弥宵、無事か!?生きているか?!」
横では名前を呼びながら横たえたこちらの体を揺さぶり、起こそうとするおじの姿が目に入った。
「おじ、さん…?此処は…?」
顔に手を当て、フラフラとする意識の中で上半身を起こせばようやっと口を開き、相手に場所を問う。
雨に濡れた地面の上に寝転がされていた為か、後頭部や背中に泥がついており、うへぇ…と小さく漏らした。
「村外れの林の中だ、ここならあの怪物も易々と追っては来れまい…」
怪物?何の事だろう…?確か自分は親の帰りを待つため家で弟たち…と………
「弟は!?あいつらは!!?!何処!!?」
はっと全て思い出せば横に座るおじの方を向き、詰め寄る。
そしてヒステリックさえ起こしながらおじの襟首を掴み、鬼のような形相で、すがるような形で問い詰めた。
「……残念だが…」
だがおじの口から聞けそうになったのは自分の予測とは違うものだった。
「違う!違う違う…!!!そんなのは聞きたいんじゃない!!弟たちは!!?!今すぐ助け――」
「いい加減にしないか!!!!!!!!!」
聞きたくない!そんなのは!
そう言いたげな声で、あらげながら放つ言葉は、しかしてそれ以上の言葉でかき消された。
おじの今までのどの怒号よりも大きく、怒りを帯びていた。
あまりにも衝撃的な様子に、弥宵は口を閉じた、閉じざるを得なかった。
「…私だって、私だって救いたかった…ッ!!あの子達は未来ある子だ!私よりも!!弥宵、君だってそうだ!両親から何度も聞かされていたし、見てもいた!君たちは両親の宝なんだ!!その両親から最後の願いとして保護を頼まれた!!」
「ッ…!!!」
おじの口から放たれる言葉は怒りを帯びていたが、涙と共にその言葉は少しずつ愁いへと変わっていった。
「君は賢い子だ…。両親がどうなったかは察することが出来るだろう…」
それ以上の事は語らず、おじは口を閉じた。
暫く沈黙が二人の間を流れ、涙を流すのみであった。
しかし決心したのかおじは少しずつ、ポツリポツリとだが語ってくれた。
仕事で集まった3人、依頼も楽勝と言えるもので難なく完遂した。
さっさと帰って飲みたいものだ、バカを言うな。家では子供達が待ってるだろうし寂しくて泣いてるかもしれない。早く帰ってやんないと、なんて軽口を叩き合いながら帰路に着いたこと。
しかし途中であの化け物が現れたこと。
弥宵の父親を易々と殺してしまったこと。
弥宵の母親に足止めをする代わりに子供達を頼まれ、それを承諾して逃げてきたこと――
「…ぁ…あぁ……ああァア!!ああぁぁァアあああ!!!あ"あ"あ"あ"あ"あ"ァアぁぁあぁあああぁァア!!!!!」
全てを知ってしまえば耐えきれずに嗚咽を漏らし、涙を流す。
言葉にならぬ声を垂れ流し、鼻を垂らして涙を流し続けた。
泣いたとしても戻らないことを知ってるのに、泣かねばどうにかなってしまいそうだったからだ。
林の中で聞こえてくる悲痛に暮れたその泣き声は、普段よりも強く降り注ぐ雨の音に混じり、溶け込んで消えていった――
―ふと、村側の林からがさごそと音が聞こえた。
泣くのを止め、注意深くその方向を見ていれば藪から出てきたのは兎だった。
ほっとしたのも束の間、僅かな殺気を察することが出来たおじは大きく弥宵を突き飛ばした。
襲ってきた影は、膝立ちからゆっくりと立ち上がり、頭のみこちらを向けて横目で逃した獲物を見やる。
月光にその体を照らされ、浮かび上がったのは…奇襲をかけて来たのは、まさに家を襲ったあの化け物だった。
「逃げるんだ!!!!」
左肩から鎖骨辺りまで引き裂かれ、ドクドクと流れ落ちる血と脂汗が流れていた。
傷口を空いている手で押さえながら、何よりもいち早く察する事が出来たおじは後ろで座り込み、怯えている弥宵を一喝した。
「今死んだら元も子も無いだろう!!私を置いて…行けぇ!!!!」
最初の言葉を聞き、立ち向かおうとする姿勢を取るのを知ってか知るまいか、弥宵が何か言うよりも早く、被せるように放たれた言葉は、弥宵を弾かれるように逃げ出させるには十分だった。
「全く、情熱的なアピールじゃねぇか…モテるのは女で十分なんだよ…」
律儀にもこちらの様子をジッと見るだけで襲い掛かろうとしてこなかった化け物を相手に皮肉混じりの啖呵を切って見せよう。
男なら最後に意地を見せねば恥だろう?
これが自分の最後か
弥宵の為に逃げる時間を稼ぐため、足止め役となる…
弥宵の母親もこんな心境だったのだろうか…?
弥宵の弟たちを助けれなかったのは悔いとして残るし、自分が弱かったから、遅かったからだ
だが弥宵だけでも生き残らせる事が出来る…
あぁ、悪くない
何とも良い人生だった――
「…俺がどうなろうと、例え死ぬことになろうと、テメェだけは死んでも、何があったとしても、ぜってぇ通さねぇぞ…!!来いや、バケモンが…!!!!」
-to be continued-
弟たちを抱き締めながらいつの間にか寝てしまっていたらしい。
けたたましいノック音に起こされてしまった様だ。
外は雨模様であり、激しく降り頻っていた。
こんな時間に、それもこんな空模様で、一体何の用だろうか。
鬱陶しさすら感じながら弟たちを起こさぬようにそっと離れて、はいはい今出ますよー、なんて言葉を放ちながら玄関へと向かっていった。
扉を開けてみればそこには両親と仕事へ出掛けたはずのおじさんが血相を変えて立っていたのだ。
「…今すぐ家を出ろ。荷物を纏めて逃げるんだ…」
「え?…えっ?」
何の脈略もなく突拍子もない要求をされれば、唐突な事で頭も理解もついていけず、間の抜けた声を漏らすだけだった。
「今すぐ逃げろ、荷物を纏めて逃げるんだ!早く―」
繰り返される言葉
何が?どういうこと?そんな疑問ばかりか弥宵の頭を埋め尽くしていく。
おじさんは何を言っているんだろう?それに何でおじさんは此処に居るの?たしか弟たちの言い分には確か両親と仕事に…。
あれ?何で?何で何で何でなんでなんでナンデナンデなん――
ガシャァン!!!
遠くでおじの声を聞きながら、右から左へと流れる言葉。
理解が出来ぬまま、立ち尽くすだけの弥宵を現実に引き戻したのは奇しくも後ろから、今から聞こえてきた爆発音にも似た大きな音と衝撃。
はっと我に帰り、後ろを振り向けばおじの制止も聞かずに履き物を脱ぎ捨て、宙へと放って急いで居間へと戻る。
あそこには今、何も知らず夢の世界へと旅立っている二人の可愛い弟が……!!!!
「……え…?」
バキ、バキバキ……グシュッ…ゴリッゴリゴリ……―――――――ぐちゅり。
そこには可愛い寝顔を浮かべたまま寝息をたてる二人の弟は居なかった。
代わりに居たのは、
骨 を 砕 き 、 2 つ の 肉 塊 を 貪 る 1 つ の 化 け 物 の 姿 だ っ た ――
射し込む月光に照らされた部屋には先程まで生きていたであろう弟たちの血飛沫、そして床には血溜まりが広がっており、惨憺たる光景であった。
その肉片を貪る姿は正しく『悪魔』…いや、『魔人』とも取れる何かであった。
何が起きたのか理解が出来ぬまま放心している此方など意に介さずに化け物は食事を続けていた。
唐突に意識が戻れば血、同族の、それも弟たちであったはずの肉の臭いに吐き気を催し、膝から崩れ、口を手で押さえる。
「ッチ…遅かったか…!」
遅れて家に上がり込み、惨状を目にしたおじは放心状態の弥宵を抱えあげ、その場を後にした…。
…い…よい……
遠くで誰かの声を聞きながら、手放していた意識を手繰り寄せ、目を開けるまで至れば目だけで辺りを見回す。
顔に雨が当たる感触もあり、だんだんと意識がはっきりとしてきた。
「弥宵、無事か!?生きているか?!」
横では名前を呼びながら横たえたこちらの体を揺さぶり、起こそうとするおじの姿が目に入った。
「おじ、さん…?此処は…?」
顔に手を当て、フラフラとする意識の中で上半身を起こせばようやっと口を開き、相手に場所を問う。
雨に濡れた地面の上に寝転がされていた為か、後頭部や背中に泥がついており、うへぇ…と小さく漏らした。
「村外れの林の中だ、ここならあの怪物も易々と追っては来れまい…」
怪物?何の事だろう…?確か自分は親の帰りを待つため家で弟たち…と………
「弟は!?あいつらは!!?!何処!!?」
はっと全て思い出せば横に座るおじの方を向き、詰め寄る。
そしてヒステリックさえ起こしながらおじの襟首を掴み、鬼のような形相で、すがるような形で問い詰めた。
「……残念だが…」
だがおじの口から聞けそうになったのは自分の予測とは違うものだった。
「違う!違う違う…!!!そんなのは聞きたいんじゃない!!弟たちは!!?!今すぐ助け――」
「いい加減にしないか!!!!!!!!!」
聞きたくない!そんなのは!
そう言いたげな声で、あらげながら放つ言葉は、しかしてそれ以上の言葉でかき消された。
おじの今までのどの怒号よりも大きく、怒りを帯びていた。
あまりにも衝撃的な様子に、弥宵は口を閉じた、閉じざるを得なかった。
「…私だって、私だって救いたかった…ッ!!あの子達は未来ある子だ!私よりも!!弥宵、君だってそうだ!両親から何度も聞かされていたし、見てもいた!君たちは両親の宝なんだ!!その両親から最後の願いとして保護を頼まれた!!」
「ッ…!!!」
おじの口から放たれる言葉は怒りを帯びていたが、涙と共にその言葉は少しずつ愁いへと変わっていった。
「君は賢い子だ…。両親がどうなったかは察することが出来るだろう…」
それ以上の事は語らず、おじは口を閉じた。
暫く沈黙が二人の間を流れ、涙を流すのみであった。
しかし決心したのかおじは少しずつ、ポツリポツリとだが語ってくれた。
仕事で集まった3人、依頼も楽勝と言えるもので難なく完遂した。
さっさと帰って飲みたいものだ、バカを言うな。家では子供達が待ってるだろうし寂しくて泣いてるかもしれない。早く帰ってやんないと、なんて軽口を叩き合いながら帰路に着いたこと。
しかし途中であの化け物が現れたこと。
弥宵の父親を易々と殺してしまったこと。
弥宵の母親に足止めをする代わりに子供達を頼まれ、それを承諾して逃げてきたこと――
「…ぁ…あぁ……ああァア!!ああぁぁァアあああ!!!あ"あ"あ"あ"あ"あ"ァアぁぁあぁあああぁァア!!!!!」
全てを知ってしまえば耐えきれずに嗚咽を漏らし、涙を流す。
言葉にならぬ声を垂れ流し、鼻を垂らして涙を流し続けた。
泣いたとしても戻らないことを知ってるのに、泣かねばどうにかなってしまいそうだったからだ。
林の中で聞こえてくる悲痛に暮れたその泣き声は、普段よりも強く降り注ぐ雨の音に混じり、溶け込んで消えていった――
―ふと、村側の林からがさごそと音が聞こえた。
泣くのを止め、注意深くその方向を見ていれば藪から出てきたのは兎だった。
ほっとしたのも束の間、僅かな殺気を察することが出来たおじは大きく弥宵を突き飛ばした。
襲ってきた影は、膝立ちからゆっくりと立ち上がり、頭のみこちらを向けて横目で逃した獲物を見やる。
月光にその体を照らされ、浮かび上がったのは…奇襲をかけて来たのは、まさに家を襲ったあの化け物だった。
「逃げるんだ!!!!」
左肩から鎖骨辺りまで引き裂かれ、ドクドクと流れ落ちる血と脂汗が流れていた。
傷口を空いている手で押さえながら、何よりもいち早く察する事が出来たおじは後ろで座り込み、怯えている弥宵を一喝した。
「今死んだら元も子も無いだろう!!私を置いて…行けぇ!!!!」
最初の言葉を聞き、立ち向かおうとする姿勢を取るのを知ってか知るまいか、弥宵が何か言うよりも早く、被せるように放たれた言葉は、弥宵を弾かれるように逃げ出させるには十分だった。
「全く、情熱的なアピールじゃねぇか…モテるのは女で十分なんだよ…」
律儀にもこちらの様子をジッと見るだけで襲い掛かろうとしてこなかった化け物を相手に皮肉混じりの啖呵を切って見せよう。
男なら最後に意地を見せねば恥だろう?
これが自分の最後か
弥宵の為に逃げる時間を稼ぐため、足止め役となる…
弥宵の母親もこんな心境だったのだろうか…?
弥宵の弟たちを助けれなかったのは悔いとして残るし、自分が弱かったから、遅かったからだ
だが弥宵だけでも生き残らせる事が出来る…
あぁ、悪くない
何とも良い人生だった――
「…俺がどうなろうと、例え死ぬことになろうと、テメェだけは死んでも、何があったとしても、ぜってぇ通さねぇぞ…!!来いや、バケモンが…!!!!」
-to be continued-
名
名無しの劣等さん (7hq0dxob)2020/4/19 07:08削除どれだけ走っただろう…?
泥濘に足を取られ、転んでも後ろを振り向かず、走って走って走って――そして体力もなくなり崩れ落ちるように倒れ伏した。
気がつけば雨も止んでいた。
雨に濡れた地面は冷たく、土の匂いを直に届けてくれた。
もう一歩も走れる気がしなかった。
こんなところで死ぬのかな…死ぬのならあのクソ野郎に一発殴って死んでおきたかった…
そんな願いを抱きながらゆっくりと瞼を閉じた…。
…………よ……
風が木々の間を通り抜け、葉を揺らして踊る。
そんな中でまるで頭の中に響くかの様な声が聞こえた気がした。
…誰…?と問い掛けようとするも口から漏れ出たのは掠れた声とも取れぬ呻き声だった。
……目……よ…
あぁ、まただ…また聞こえた。
煩いなぁ、もう眠いんだ…ほっといてくれよ…
最早諦感にも似た感情を抱きながら振り払うように心の中で悪態をつく。
しかしそんなの知らないと言わんばかりにずっと語りかけてくる声は次第にはっきりと聞き取れるようになってきた。
この声は語りかけてるのではない、命令するように言ってきているのだ。
―目覚めよ、と。
『此処で死すには惜しき御霊よ…小さき者よ。汝、力を欲すか』
何とも古臭い言葉だ…そんな事を考えながらようやく手繰り寄せた意識を用いて顔を上げる。
眼前には古く朽ち果てた神社と思わしき物が建っていた。
そう言えば親に聞いたことがある…山奥には打ち捨てられた神社があり、そこに祀られていた神はとうの昔に消え去った、と
そんな所まで走って逃げてきたのか、と我ながら感心しつつ、声の主を目だけで探す。
幾ら闇に目が慣れてなくてもこれだけ近くで聞こえる声だ、近くにいてもおかしくないはず。
しかしその考えは的外れらしく、どれだけ探しても一人っ子1人見当たらなかった。
幻聴でも聴こえてるのか…と半ば自身に呆れ気味で再び眠りにつこうとすればあの声はまた脳内に響き渡った。
『待たぬか、愚かな小さき者よ…。汝は欲さぬのか、力を。此処は力を欲し、求めて辿り着く場…汝の記憶しうる事、この社にて我は去ったのではない。信仰心せし心を忘れた愚か者共が、我を感じれぬ事により吹聴し、語り伝え、歩く事となった戯言よ。』
長々とご丁寧なものだ、要は信仰心無くして力無くしたと言ったところだろ…神は信仰心無くては力は無いからな…なんてひねくれた答えを浮かべる。
口にせずとも、その言葉を聞き入れた『何者』かはクックックッ…と小さく笑った。
『死にかけでありながら虚勢を張るか、小さき子よ。…童よ、汝 望むであれば我が力を貸し与えん。されどこれは契約、汝 我に与えたもう供物は何ぞや?』
その声はこちらの答えなどガン無視で一方的に話を進めるタイプのようだ。
契約するなんて一言も言っていないのに早くも供物を要求してきやがった。
傲慢なやつだ、と悪態をつけば、なけなしの力で立ち上がり、ボロボロの境内へと物を伝って入り込む。
そして同じくボロボロの賽銭箱まで来れば、ゴンッと握り拳を1つくれてやるとしよう。
「はぁ…、はぁ…良いでしょう、乗ってあげましょうとも。その理不尽な契約…。供物が必要と言いましたね…?なら、私を持っていくと良い」
両親だけでなく親も、弟も…!あの怪物を、悪魔を、魔人を…殺れるなら喜んでこの身を捧げよう。
不気味とも言える笑みを浮かべながら、何とも自暴自棄とも言えるその供物、それを提示された祀られし神は暫しの沈黙の後、答えを掲示した。
『我は魔人では無き故、その供物は受けれぬ。しかし死した後の御霊を寄越すのであれば良いだろう。死するまでは代理となる物を受け取る。それで良いな』
弥宵からすればそんなのはどうでも良かった。
どうせあのバケモンよりもバケモン染みた風格を持つ奴を殺れるのは神の力くらいだから…。
対抗できなかったら死ぬだけ。
そうすればこの神は素早く供物を手に入れることが出来て万々歳。
後腐れ無く死ねると言うものだ。
潔く、そして力強く、頷けば辺りは煩いくらいに風が…、否、強風が吹き抜ける。
『契約、此処に結びたり!野良神へと変貌せし我の元の司りし力は"闇"!天降りと成りかけん我を拾いし小さき汝よ。汝を今より我が拠り所とし、住まうこととしよう。これにて契約成立。明かせし我が真(神)名は【―――神】!!!』
ゴウゴウと唸りを上げ、吹き荒ぶ風の中で依然として頭の中を響き続けるその声。
そして高らかに神と吹聴するこの声の主が宣言をする度に、己の中に少しずつ入ってくる度に、酷く割れるような頭痛に見回れる。
最後まで聞こうとしても斧で何度も頭蓋を叩き割られているかのような激しく重い痛みに耐えきれず、その場で伏して転がりだすだろう。
ドタバタと暴れ、もがき、苦しみ抜いて……
そして気がつけば痛みは嘘のように無くなっていた。
……何だろうか、この感覚は。
先程まで疲労困憊だったのにそれが感じられない。
それどころか力が有り余っている様にも感じられた。
グッと起き上がり、膝を支えに二本足で確りと立ち上がればグッパ、グッパと手を握る。
そしてゆっくりと顔だけを後ろに振り向かせれば、そこには全身を血で濡らせたあの化け物が立っていた。
「……よくここまでいらっしゃいましたね。とうの昔に朽ちて、神が居なくなり、空き神社になったとて神聖な場所に代わり無い筈ですが…入れるとなると相当な実力をお持ちのようで」
何故だろう、神と吹聴する者に会うまでは恐怖でしかなかった相手…
その相手がどこも怖くないのだ。
今ならどれ程の実力を持ち合わせているのか何と無く分かる気がする。
戦いを前にして感覚が研ぎ澄まされているのだろうか…?
血に濡れた悪魔は依然として何も発さぬが、ペロリと口に付いた血を舐め取る仕草をしていた。
「ご注文は?」
「…ヲ、前…おま、ぉマエ…の……たま、し…い………いや、貴様だけでない。貴様の中のもう1つの魂も、だ…」
グギギ…と錆び付いたロボットが腕を上げるかの様な、カクカクとした動きで弥宵を指差せば、言葉を発した。
正確なものではないにせよ、知性はあるようだ…。
そして要求してきたものは何とも在り来たりな答えであった。
だがふとした瞬間にガクリと項垂れたかと思えばゆっくりと顔を上げながら流暢な口調で要求物を増やしてきたではないか!
成長でもしてやがるのか?馬鹿馬鹿しい…
何とも面倒な奴だと言わんばかりに舌打ちを1つすればゆっくりと相手の方を向くだろう。
ザワザワとした感覚と同時に肌が黒い何かに覆われていくが知ったことではない…。
「それは…、お代は高いですよ…?」
今は目の前の敵を殺るだけだ――
映像のように流れていた記憶はそこから傷が付いたテープのように途切れ途切れとなってしまっていた。
戦いの中ですら成長する天降りの様な、異様な強さを持った化け物
そしてそれに対抗するように少しずつだが成長し、神威を扱う弥宵
死闘とも言える、戦いの最中で、今の己の戦闘スタイルの原点とも言える動きを見つけ、そこから怒濤に攻め上げる弥宵
その攻撃を受けながらも笑みを浮かべ、力と速さを上げて応戦する化け物
三日三晩にも及ぶ、死闘の末に急所を抉り撃ち、化け物の体に突き立てた影の刀
そしてその柄を握り、見下ろす弥宵
そして勝利の果てに得れたのは言い知れぬ胸に穴が空いた様な感覚
血塗れになり、あちこちから出血をし、足を引きずり、痛みに叫ぶ体に鞭を打って、フラフラになりながら何処へとも知れず向かう。
様々な景色、移ろい行く季節、行き交い、別れ行く人達…
今ほど制御できない頃、力が漏れ出て、化け物の力だと人々に蔑まれ、石を投げられる記憶……
ここからは先程よりも鮮明に浮かんできた…。
果てに着くはろくなところで無かろうと、この力を役立てる場所があると信じて、そこを探して歩みを止めず、遂に辿り着いたは退魔師が集う場所。
格好は分かっても容姿が分からず、気持ち悪がられる瞬間―
親切にしても無下にされる瞬間―
力が暴走するのを恐れ、仲間を失う事を恐れ、傷付ける事を恐れ、戦うことを忌み嫌い、3級に留まり続け、【出来損ない】【才能がない】【退魔師の面汚し】【汚点】とレッテルを貼られようと見習いとしての仕事をこなす日々―
だが喧嘩言葉を放ちながらも命を賭して、自分の中では多くもの一般人を、そして退魔師の1人である者を救えた喜びの瞬間――
そして今日、今に至り、地面に伏した小さき弱き者。
片手では血を少しだろうと流しながら、小さく寝息を立てている。
他人にそれほど名も知られぬその者の奮闘記は此れにてお終い。
これより後に紡がれる彼の未来は、今のあなた達の協力で成り立つもの。
弱さは罪ではない…弱いのであれば寄り添えば良い、助け合えば良い。
あなた方はそれが出来る力を持っている。
さぁ、手を取り合った彼らの物語を今こそあなた方が紡ぐときです。
恐れずに行きなさい。進む先が良きものであることを私は願いましょう……
-fin-
泥濘に足を取られ、転んでも後ろを振り向かず、走って走って走って――そして体力もなくなり崩れ落ちるように倒れ伏した。
気がつけば雨も止んでいた。
雨に濡れた地面は冷たく、土の匂いを直に届けてくれた。
もう一歩も走れる気がしなかった。
こんなところで死ぬのかな…死ぬのならあのクソ野郎に一発殴って死んでおきたかった…
そんな願いを抱きながらゆっくりと瞼を閉じた…。
…………よ……
風が木々の間を通り抜け、葉を揺らして踊る。
そんな中でまるで頭の中に響くかの様な声が聞こえた気がした。
…誰…?と問い掛けようとするも口から漏れ出たのは掠れた声とも取れぬ呻き声だった。
……目……よ…
あぁ、まただ…また聞こえた。
煩いなぁ、もう眠いんだ…ほっといてくれよ…
最早諦感にも似た感情を抱きながら振り払うように心の中で悪態をつく。
しかしそんなの知らないと言わんばかりにずっと語りかけてくる声は次第にはっきりと聞き取れるようになってきた。
この声は語りかけてるのではない、命令するように言ってきているのだ。
―目覚めよ、と。
『此処で死すには惜しき御霊よ…小さき者よ。汝、力を欲すか』
何とも古臭い言葉だ…そんな事を考えながらようやく手繰り寄せた意識を用いて顔を上げる。
眼前には古く朽ち果てた神社と思わしき物が建っていた。
そう言えば親に聞いたことがある…山奥には打ち捨てられた神社があり、そこに祀られていた神はとうの昔に消え去った、と
そんな所まで走って逃げてきたのか、と我ながら感心しつつ、声の主を目だけで探す。
幾ら闇に目が慣れてなくてもこれだけ近くで聞こえる声だ、近くにいてもおかしくないはず。
しかしその考えは的外れらしく、どれだけ探しても一人っ子1人見当たらなかった。
幻聴でも聴こえてるのか…と半ば自身に呆れ気味で再び眠りにつこうとすればあの声はまた脳内に響き渡った。
『待たぬか、愚かな小さき者よ…。汝は欲さぬのか、力を。此処は力を欲し、求めて辿り着く場…汝の記憶しうる事、この社にて我は去ったのではない。信仰心せし心を忘れた愚か者共が、我を感じれぬ事により吹聴し、語り伝え、歩く事となった戯言よ。』
長々とご丁寧なものだ、要は信仰心無くして力無くしたと言ったところだろ…神は信仰心無くては力は無いからな…なんてひねくれた答えを浮かべる。
口にせずとも、その言葉を聞き入れた『何者』かはクックックッ…と小さく笑った。
『死にかけでありながら虚勢を張るか、小さき子よ。…童よ、汝 望むであれば我が力を貸し与えん。されどこれは契約、汝 我に与えたもう供物は何ぞや?』
その声はこちらの答えなどガン無視で一方的に話を進めるタイプのようだ。
契約するなんて一言も言っていないのに早くも供物を要求してきやがった。
傲慢なやつだ、と悪態をつけば、なけなしの力で立ち上がり、ボロボロの境内へと物を伝って入り込む。
そして同じくボロボロの賽銭箱まで来れば、ゴンッと握り拳を1つくれてやるとしよう。
「はぁ…、はぁ…良いでしょう、乗ってあげましょうとも。その理不尽な契約…。供物が必要と言いましたね…?なら、私を持っていくと良い」
両親だけでなく親も、弟も…!あの怪物を、悪魔を、魔人を…殺れるなら喜んでこの身を捧げよう。
不気味とも言える笑みを浮かべながら、何とも自暴自棄とも言えるその供物、それを提示された祀られし神は暫しの沈黙の後、答えを掲示した。
『我は魔人では無き故、その供物は受けれぬ。しかし死した後の御霊を寄越すのであれば良いだろう。死するまでは代理となる物を受け取る。それで良いな』
弥宵からすればそんなのはどうでも良かった。
どうせあのバケモンよりもバケモン染みた風格を持つ奴を殺れるのは神の力くらいだから…。
対抗できなかったら死ぬだけ。
そうすればこの神は素早く供物を手に入れることが出来て万々歳。
後腐れ無く死ねると言うものだ。
潔く、そして力強く、頷けば辺りは煩いくらいに風が…、否、強風が吹き抜ける。
『契約、此処に結びたり!野良神へと変貌せし我の元の司りし力は"闇"!天降りと成りかけん我を拾いし小さき汝よ。汝を今より我が拠り所とし、住まうこととしよう。これにて契約成立。明かせし我が真(神)名は【―――神】!!!』
ゴウゴウと唸りを上げ、吹き荒ぶ風の中で依然として頭の中を響き続けるその声。
そして高らかに神と吹聴するこの声の主が宣言をする度に、己の中に少しずつ入ってくる度に、酷く割れるような頭痛に見回れる。
最後まで聞こうとしても斧で何度も頭蓋を叩き割られているかのような激しく重い痛みに耐えきれず、その場で伏して転がりだすだろう。
ドタバタと暴れ、もがき、苦しみ抜いて……
そして気がつけば痛みは嘘のように無くなっていた。
……何だろうか、この感覚は。
先程まで疲労困憊だったのにそれが感じられない。
それどころか力が有り余っている様にも感じられた。
グッと起き上がり、膝を支えに二本足で確りと立ち上がればグッパ、グッパと手を握る。
そしてゆっくりと顔だけを後ろに振り向かせれば、そこには全身を血で濡らせたあの化け物が立っていた。
「……よくここまでいらっしゃいましたね。とうの昔に朽ちて、神が居なくなり、空き神社になったとて神聖な場所に代わり無い筈ですが…入れるとなると相当な実力をお持ちのようで」
何故だろう、神と吹聴する者に会うまでは恐怖でしかなかった相手…
その相手がどこも怖くないのだ。
今ならどれ程の実力を持ち合わせているのか何と無く分かる気がする。
戦いを前にして感覚が研ぎ澄まされているのだろうか…?
血に濡れた悪魔は依然として何も発さぬが、ペロリと口に付いた血を舐め取る仕草をしていた。
「ご注文は?」
「…ヲ、前…おま、ぉマエ…の……たま、し…い………いや、貴様だけでない。貴様の中のもう1つの魂も、だ…」
グギギ…と錆び付いたロボットが腕を上げるかの様な、カクカクとした動きで弥宵を指差せば、言葉を発した。
正確なものではないにせよ、知性はあるようだ…。
そして要求してきたものは何とも在り来たりな答えであった。
だがふとした瞬間にガクリと項垂れたかと思えばゆっくりと顔を上げながら流暢な口調で要求物を増やしてきたではないか!
成長でもしてやがるのか?馬鹿馬鹿しい…
何とも面倒な奴だと言わんばかりに舌打ちを1つすればゆっくりと相手の方を向くだろう。
ザワザワとした感覚と同時に肌が黒い何かに覆われていくが知ったことではない…。
「それは…、お代は高いですよ…?」
今は目の前の敵を殺るだけだ――
映像のように流れていた記憶はそこから傷が付いたテープのように途切れ途切れとなってしまっていた。
戦いの中ですら成長する天降りの様な、異様な強さを持った化け物
そしてそれに対抗するように少しずつだが成長し、神威を扱う弥宵
死闘とも言える、戦いの最中で、今の己の戦闘スタイルの原点とも言える動きを見つけ、そこから怒濤に攻め上げる弥宵
その攻撃を受けながらも笑みを浮かべ、力と速さを上げて応戦する化け物
三日三晩にも及ぶ、死闘の末に急所を抉り撃ち、化け物の体に突き立てた影の刀
そしてその柄を握り、見下ろす弥宵
そして勝利の果てに得れたのは言い知れぬ胸に穴が空いた様な感覚
血塗れになり、あちこちから出血をし、足を引きずり、痛みに叫ぶ体に鞭を打って、フラフラになりながら何処へとも知れず向かう。
様々な景色、移ろい行く季節、行き交い、別れ行く人達…
今ほど制御できない頃、力が漏れ出て、化け物の力だと人々に蔑まれ、石を投げられる記憶……
ここからは先程よりも鮮明に浮かんできた…。
果てに着くはろくなところで無かろうと、この力を役立てる場所があると信じて、そこを探して歩みを止めず、遂に辿り着いたは退魔師が集う場所。
格好は分かっても容姿が分からず、気持ち悪がられる瞬間―
親切にしても無下にされる瞬間―
力が暴走するのを恐れ、仲間を失う事を恐れ、傷付ける事を恐れ、戦うことを忌み嫌い、3級に留まり続け、【出来損ない】【才能がない】【退魔師の面汚し】【汚点】とレッテルを貼られようと見習いとしての仕事をこなす日々―
だが喧嘩言葉を放ちながらも命を賭して、自分の中では多くもの一般人を、そして退魔師の1人である者を救えた喜びの瞬間――
そして今日、今に至り、地面に伏した小さき弱き者。
片手では血を少しだろうと流しながら、小さく寝息を立てている。
他人にそれほど名も知られぬその者の奮闘記は此れにてお終い。
これより後に紡がれる彼の未来は、今のあなた達の協力で成り立つもの。
弱さは罪ではない…弱いのであれば寄り添えば良い、助け合えば良い。
あなた方はそれが出来る力を持っている。
さぁ、手を取り合った彼らの物語を今こそあなた方が紡ぐときです。
恐れずに行きなさい。進む先が良きものであることを私は願いましょう……
-fin-
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返信2
饅
饅頭さん (7gdgsldp)2020/4/18 23:09 (No.39789)削除イベント『Re:Remember』(一日目)饅頭宅退魔師の討伐数集計です。昇進のためのネタにでも使いましょう。
記述の通り、単独討伐数は一人による悪魔の討伐数、共同討伐数は複数人での行動による悪魔の討伐数です。
単独討伐数
野田玄才 二級
三級1体
細川白華 二級
三級5体
二級1体
朝田誠樹 三級
三級6体
二級2体
烏山光与 三級
三級2体
共同討伐数
野田玄才 二級
三級12体
二級8体
朝田誠樹 三級
二級3体
烏山光与 三級
三級5体
二級2体
結城弘 三級
三級5体
二級2体
簗田由佐斗 三級
三級5体
二級2体
記述の通り、単独討伐数は一人による悪魔の討伐数、共同討伐数は複数人での行動による悪魔の討伐数です。
単独討伐数
野田玄才 二級
三級1体
細川白華 二級
三級5体
二級1体
朝田誠樹 三級
三級6体
二級2体
烏山光与 三級
三級2体
共同討伐数
野田玄才 二級
三級12体
二級8体
朝田誠樹 三級
二級3体
烏山光与 三級
三級5体
二級2体
結城弘 三級
三級5体
二級2体
簗田由佐斗 三級
三級5体
二級2体
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霜
霜降さん (7gd8giu7)2020/4/12 02:05 (No.39058)削除対悪魔用殲滅魔滅兵器<ジャッジメント>
秒間500発を放つ巨大な機関銃としての側面と、一撃で数十階建ての高層ビルを破壊せしめるロケットランチャーを備えた超重量級の兵器。
十字架を模した縦のアーム(ちなみに横のアームは機関砲の弾倉になっている)の長辺側が機関銃になっており、秒間で500発の銀の弾丸を発射可能。弾丸の威力は一発一発が、厚さm単位の巨大な壁に人間大程の風穴を開けるほど。
また、短辺側には搭載されているロケットランチャーは数百mの大爆発と巨大な炎を上げる焼夷能力をもっている。ただし弾数は1発のみ。本体も自身の機関砲弾の直撃に耐えられる程の異常な堅牢さを持っている。
内部には長剣も二振り内蔵されているが、ジャッジメント自体は1機数トンある兵器の為、直接殴った方が早いまである。
基本的にオーダーメイドであり使用者の身の丈より少し大きいものとして鋳造されている。
秒間500発を放つ巨大な機関銃としての側面と、一撃で数十階建ての高層ビルを破壊せしめるロケットランチャーを備えた超重量級の兵器。
十字架を模した縦のアーム(ちなみに横のアームは機関砲の弾倉になっている)の長辺側が機関銃になっており、秒間で500発の銀の弾丸を発射可能。弾丸の威力は一発一発が、厚さm単位の巨大な壁に人間大程の風穴を開けるほど。
また、短辺側には搭載されているロケットランチャーは数百mの大爆発と巨大な炎を上げる焼夷能力をもっている。ただし弾数は1発のみ。本体も自身の機関砲弾の直撃に耐えられる程の異常な堅牢さを持っている。
内部には長剣も二振り内蔵されているが、ジャッジメント自体は1機数トンある兵器の為、直接殴った方が早いまである。
基本的にオーダーメイドであり使用者の身の丈より少し大きいものとして鋳造されている。
霜
霜降さん (7gd8giu7)2020/4/17 16:08削除ここに放つは神の慈悲、天の光、人の息吹
この一撃にて、その咎、悔い改めよ
天に召します我らが主よ
今、貴方の下にこの者の魂を送ります
覚悟せよ。今この時、この瞬間こそが貴様の『審判の日(ドゥームズ・デイ)』だ
対悪魔用崩界兵器『ドゥームズ・デイ』
ジャッジメントがトランスフォームした最終形態。
十字架の横のアームを地面に固定した固定砲台と化した姿。
周囲の空気を吸収、超圧縮する事により放つ空気の砲撃。
最大にまで吸収・圧縮した一撃は山脈をも吹き飛ばす威力を持っている。
少量放つ事もできるがそれでも軽々と鉄板をぶち抜く威力ぐらいはある。
ただし、威力が高い分長時間使えば砲身が損傷するというリスクもある。
この一撃にて、その咎、悔い改めよ
天に召します我らが主よ
今、貴方の下にこの者の魂を送ります
覚悟せよ。今この時、この瞬間こそが貴様の『審判の日(ドゥームズ・デイ)』だ
対悪魔用崩界兵器『ドゥームズ・デイ』
ジャッジメントがトランスフォームした最終形態。
十字架の横のアームを地面に固定した固定砲台と化した姿。
周囲の空気を吸収、超圧縮する事により放つ空気の砲撃。
最大にまで吸収・圧縮した一撃は山脈をも吹き飛ばす威力を持っている。
少量放つ事もできるがそれでも軽々と鉄板をぶち抜く威力ぐらいはある。
ただし、威力が高い分長時間使えば砲身が損傷するというリスクもある。
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返信1
千
千草さん (7horcb6y)2020/4/17 00:39 (No.39560)削除雨月の過去話。
若干長め。まあまあ重い仕様になっております……。
ごうごうと何かが燃える音。
ぐちゃりと何かが潰れる音。
誰かの悲鳴、嗚咽、怒号。
数時間前。
東京は、地獄と化した。
これは、惨劇の日の、小さな姉弟のお話です。
◇◇
「そとにでちゃだめだよ、うづき」
「だいじょうぶ」
「ねーねがまもるからね」
姉はそう言うと弟の頭を撫で、クローゼットの中に入らせた。
一級退魔師である両親は既に招集されており、家には姉弟二人だけだ。
弟は契約したばかりで上手く神威を扱えていない。
ならば自分が弟を守らねばなるまいと、姉はクローゼットの前で決心した。
一方、弟。
クローゼットの中で一人ぼっち。膝を抱え、顔を埋めていた。
外からは定期的に物音がした。生物が硬質な何かを殴る音が。
がつん。がつん。がつん。がつん。
しばらく音が続いた後、必ず怒鳴り声や怒りの咆哮が聞こえるのだ。
彼はそれが怖くて怖くて堪らなかった。
姉が殺されてしまいそうで、自らが殺されてしまいそうで。
何分経っただろうか。何時間経っただろうか。
ぱりん、なんて、ガラスが砕け散るような音が聞こえた。
その後に続く話し声。
怖い。聞きたくない。
ぎゅっと手で耳を塞ぎ、目を瞑る。何も聞かない。何も見ない。
必死に話し声が聞こえなくなるのを待った。
待った。待った。待った、待った待った待った待った待っ────
遘√?髮ィ譛医?縺ュ繝シ縺ュ縺ァ縺
遘√?逾樊ァ倥→螂醍エ?@縺ヲ縺セ縺
遘√?逾槫ィ√?邨千阜繧貞シオ繧九b縺ョ縺ァ縺
謔ェ鬲斐r騾壹&縺ェ縺?h縺?↓縺励∪縺
縺ァ繧らオ千阜縺檎?エ繧峨l縺ヲ縺励∪縺?∪縺励◆
縺薙?縺セ縺セ縺?縺ィ髮ィ譛医r螳医l縺セ縺帙s
遘√?謔ェ鬲斐↓縺企。倥>縺励∪縺励◆
遘√?蜻ス繧偵≠縺偵∪縺
縺?縺九i蠑溘r螳医▲縺ヲ
謔ェ鬲斐?縺企。倥>繧定◇縺榊?繧後∪縺励◆
遘√?謔ェ鬲斐↓鬟溘∋繧峨l縺セ縺
縺斐a繧薙↑縺輔>繝代ヱ
縺斐a繧薙↑縺輔>繝槭?
縺斐a繧薙↑縺輔>逾樊ァ
縺斐a繧薙↑縺輔>髮ィ譛
縺輔h縺ェ────ぐちゃり。
『蝸壼他縲ょ庄蜩?諠ウ縺ェ譌・譎エ縲∵ー励?豈偵↑譌・譎エ縲らァ√?蜿」繧貞勁繧ゅ≧縺』
彼は気になってクローゼットを開けてしまった。
扉の隙間から恐る恐る外の様子を窺う。
腰まである艶やかな黒髪。
お揃いの甘い蜂蜜色の瞳。
弧を描く柔らかそうな唇。
外に居たのは姉一人だけだった。
もう話し声は聞こえない。姉はいつも通りの様子だ。
弟は安心し、へにゃりと相好を崩した。
「外に出ちゃ駄目でしょ、雨月」
「大丈夫」
「お姉ちゃんが守るからね」
彼女は、全てを許容するように、優しく微笑んだ。
翌日。弟は救助隊に保護された。姉は、どこにも居なかった。
現場は荒れており何の痕跡も見付けられていない。
彼女と契約していた神は何も語ろうとしないらしい。
今回の件は単なる失踪事件として扱われるという。
きっとそこらの悪魔が攫ったのだろうと。
真相は、闇の中。
弟は姉を救い出すと誓った。
しかし。
特級退魔師になった今でも、その誓いは果たされていない。
◇◇
めでたしめでたし。
これにておしまい。
おや、何か疑問がおありですか?
ものによってはお答えしますよ?
嘘?
ええ、ええ、嘘ですとも!
彼は嘘に憑かれているのです。
『譛ャ蠖薙?蜈ィ驛ィ閨槭>縺ヲ縺?◆』
若干長め。まあまあ重い仕様になっております……。
ごうごうと何かが燃える音。
ぐちゃりと何かが潰れる音。
誰かの悲鳴、嗚咽、怒号。
数時間前。
東京は、地獄と化した。
これは、惨劇の日の、小さな姉弟のお話です。
◇◇
「そとにでちゃだめだよ、うづき」
「だいじょうぶ」
「ねーねがまもるからね」
姉はそう言うと弟の頭を撫で、クローゼットの中に入らせた。
一級退魔師である両親は既に招集されており、家には姉弟二人だけだ。
弟は契約したばかりで上手く神威を扱えていない。
ならば自分が弟を守らねばなるまいと、姉はクローゼットの前で決心した。
一方、弟。
クローゼットの中で一人ぼっち。膝を抱え、顔を埋めていた。
外からは定期的に物音がした。生物が硬質な何かを殴る音が。
がつん。がつん。がつん。がつん。
しばらく音が続いた後、必ず怒鳴り声や怒りの咆哮が聞こえるのだ。
彼はそれが怖くて怖くて堪らなかった。
姉が殺されてしまいそうで、自らが殺されてしまいそうで。
何分経っただろうか。何時間経っただろうか。
ぱりん、なんて、ガラスが砕け散るような音が聞こえた。
その後に続く話し声。
怖い。聞きたくない。
ぎゅっと手で耳を塞ぎ、目を瞑る。何も聞かない。何も見ない。
必死に話し声が聞こえなくなるのを待った。
待った。待った。待った、待った待った待った待った待っ────
遘√?髮ィ譛医?縺ュ繝シ縺ュ縺ァ縺
遘√?逾樊ァ倥→螂醍エ?@縺ヲ縺セ縺
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遘√?蜻ス繧偵≠縺偵∪縺
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謔ェ鬲斐?縺企。倥>繧定◇縺榊?繧後∪縺励◆
遘√?謔ェ鬲斐↓鬟溘∋繧峨l縺セ縺
縺斐a繧薙↑縺輔>繝代ヱ
縺斐a繧薙↑縺輔>繝槭?
縺斐a繧薙↑縺輔>逾樊ァ
縺斐a繧薙↑縺輔>髮ィ譛
縺輔h縺ェ────ぐちゃり。
『蝸壼他縲ょ庄蜩?諠ウ縺ェ譌・譎エ縲∵ー励?豈偵↑譌・譎エ縲らァ√?蜿」繧貞勁繧ゅ≧縺』
彼は気になってクローゼットを開けてしまった。
扉の隙間から恐る恐る外の様子を窺う。
腰まである艶やかな黒髪。
お揃いの甘い蜂蜜色の瞳。
弧を描く柔らかそうな唇。
外に居たのは姉一人だけだった。
もう話し声は聞こえない。姉はいつも通りの様子だ。
弟は安心し、へにゃりと相好を崩した。
「外に出ちゃ駄目でしょ、雨月」
「大丈夫」
「お姉ちゃんが守るからね」
彼女は、全てを許容するように、優しく微笑んだ。
翌日。弟は救助隊に保護された。姉は、どこにも居なかった。
現場は荒れており何の痕跡も見付けられていない。
彼女と契約していた神は何も語ろうとしないらしい。
今回の件は単なる失踪事件として扱われるという。
きっとそこらの悪魔が攫ったのだろうと。
真相は、闇の中。
弟は姉を救い出すと誓った。
しかし。
特級退魔師になった今でも、その誓いは果たされていない。
◇◇
めでたしめでたし。
これにておしまい。
おや、何か疑問がおありですか?
ものによってはお答えしますよ?
嘘?
ええ、ええ、嘘ですとも!
彼は嘘に憑かれているのです。
『譛ャ蠖薙?蜈ィ驛ィ閨槭>縺ヲ縺?◆』
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千
千草さん (7hl6hmdo)2020/4/14 12:32 (No.39253)削除優しい夢。
例のお花見。信濃さん宅のシトゥンペカムイ様と、それまでにイメ画を出してある子、結衣ちゃんをお借りしました。
解釈違いがあったら申し訳なく……お目汚し失礼します(土下座)
例のお花見。信濃さん宅のシトゥンペカムイ様と、それまでにイメ画を出してある子、結衣ちゃんをお借りしました。
解釈違いがあったら申し訳なく……お目汚し失礼します(土下座)



くくりさん (7geso8on)2020/4/14 12:49
もう尊すぎるありがとうございますほんま大好きです愛してる(うるさい)
千
千草さん (7hl6hmdo)2020/4/14 13:29一応どこに誰が居るのかを……抜けてたり誤字してたら全力で土下座します。敬称略。
・シート/真ん中/前
伊藤、火頼、不知火、今福、菜野、雹潼、灯火、伊邪那美、須佐之男、天照大御神尊
・シート/真ん中/奥
工作、烏山、相嶋、晶、波多野
・シート/右/前
小唄、ベルゼビュート、クロ
・シート/右/奥
ノノ、Nia、アムリタ、暮明、キャロル、兎
・シート/左/前
蘭、誉、沢菜
・シート/左/中
雨月、吉條、霞
・シート/左/奥
トロイ、三里
・木/真ん中
結衣、蒼來
・木/右
シトゥンペカムイ、宇迦之御魂神
・木/左
大上、淡島、素直
・木の上/真ん中
綴、プロテナ
・木の上/右
細川、宵街、紅羽坂
・シート/真ん中/前
伊藤、火頼、不知火、今福、菜野、雹潼、灯火、伊邪那美、須佐之男、天照大御神尊
・シート/真ん中/奥
工作、烏山、相嶋、晶、波多野
・シート/右/前
小唄、ベルゼビュート、クロ
・シート/右/奥
ノノ、Nia、アムリタ、暮明、キャロル、兎
・シート/左/前
蘭、誉、沢菜
・シート/左/中
雨月、吉條、霞
・シート/左/奥
トロイ、三里
・木/真ん中
結衣、蒼來
・木/右
シトゥンペカムイ、宇迦之御魂神
・木/左
大上、淡島、素直
・木の上/真ん中
綴、プロテナ
・木の上/右
細川、宵街、紅羽坂
邪
邪見さん (7gsvpbuf)2020/4/14 19:09削除ひえ...美しすぎるありがとう
めっちゃ沢菜忠実に描かれててなきそう、肌白いのとかシャツはみ出してるのとか髪の毛若干はねてるのとかマジで沢菜じゃん、、、ホント絵参考にしてくれたんだと思うと胸苦しい、愛してる
めっちゃ沢菜忠実に描かれててなきそう、肌白いのとかシャツはみ出してるのとか髪の毛若干はねてるのとかマジで沢菜じゃん、、、ホント絵参考にしてくれたんだと思うと胸苦しい、愛してる
名
名無さん (7gfrhh99)2020/4/14 19:58削除ウワウワ…ほんと綺麗で、皆忠実に再現されていてすごい…!!!!本当に皆でこういう成りをしたいなって思った…!!!!!
しかもうちの3人も描いてもらえて…(号泣)本当にありがとう…!!!!
まだ千草ちゃんとなったことなかったはずだから、何時か成りたいな…!!お花見の成の前に( ´ ▽ ` )
スマホのホ-ム画面にさせてもらうね…(小声)(もしくはパソコ)
しかもうちの3人も描いてもらえて…(号泣)本当にありがとう…!!!!
まだ千草ちゃんとなったことなかったはずだから、何時か成りたいな…!!お花見の成の前に( ´ ▽ ` )
スマホのホ-ム画面にさせてもらうね…(小声)(もしくはパソコ)
信
信濃さん (7gdg4iya)2020/4/14 21:32削除うちの子が解釈一致過ぎて泣きそうです。素敵な絵をありがとうございます!!ニアの体勢がだらしない感じや、頭の輪っかまで再現していただけるなんて、しかもシトゥンペカムイは容姿しか載せてなかったのにあそこまで再現されていて画力が凄すぎます!ほんとうに大好きです!!
狐
狐鈴さん (7gc0xao8)2020/4/15 00:13削除めっっっっっっちゃ可愛すぎて泣きました。全米が泣いた(?)好き………。もうなんかみんな可愛い…やっぱり千草ちゃは神です。(断言)もーまじありがとう…クロくんも宇迦様も茜ちゃんも蒼來ちゃんもめっちゃ可愛いですめっちゃ可愛い………めっちゃ…可愛い…本当にありがとうございます(土下座)
千
千草さん (7hlwbbhm)2020/4/15 00:35削除うわああぁぁぁめっちゃコメント来てる嬉し……
えっもうほんとありがとうございます、頑張ったので褒められると嬉しさで死んでしまう…(死亡)
皆さん愛してます、ありがとう、本当にありがとうございます…
えっもうほんとありがとうございます、頑張ったので褒められると嬉しさで死んでしまう…(死亡)
皆さん愛してます、ありがとう、本当にありがとうございます…
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返信7
2
25時さん (7gco3nsr)2020/4/14 17:03 (No.39273)削除控え室ネタ、たけひよより。
もしかしたら有り得るかもしれない人物。
【名前】伊藤(もしくは高御門) 穂乃火(ほのか)
【性別】女
【種族】人間
【年齢】16(仮)
【職業】学生
【容姿】父に似た茶髪で母に似た赤い瞳。身長は160cmでヒールを履くと163cm程。女子の割に身長が高めなので少し気にしてる。顔は母似なので父は自分に似なくて良かったとほっとしているそう。髪は父親に似て肩まである茶髪で少しくせっ毛。スタイルはスレンダーで周りからは大人っぽいと言われている。
【性格】悪い事は悪い、良い事は良い事と自分の中に正義を持っている。簡単に言えば委員長気質。そしてポンコツ。最後の最後で詰めが甘かったりして失敗する。だから周りは何となく憎めない。と、外では比較的しっかりしているが、家の中だと甘々。母や父に甘える。最近は母には構ってもらえているが、退魔師の仕事が忙しいのか父に構って貰えずムスッとすることが多い。聡い子なので父や母の素性を何となく察して甘えはするもののあれが欲しいとかこれが欲しいとか我儘を言う事は無い。
【備考】成績は中の上。運動は中の中。部活は文芸部。本人は成績を両親の為に上げたいと思っているが、両親は両親の為じゃなく自分をもっと考えてもいいと思っている。そんな娘。もしかしたら居るかもという幻想。有り得るかもしれないifの世界線の話。
【sv】「私は穂乃火。よろしくね?お隣さん」「ここの問題は…そう、そんな風に式を動かして…うん完璧。お疲れ様」「貴方達、授業中は静かにってふわぁ!蜂来たぁ?!」「ママー?へへぇ、呼んでみただけー!」「パパいっつも仕事ばっかり…大変なのわかるけどちょっと休みなよ…」
もしかしたら有り得るかもしれない人物。
【名前】伊藤(もしくは高御門) 穂乃火(ほのか)
【性別】女
【種族】人間
【年齢】16(仮)
【職業】学生
【容姿】父に似た茶髪で母に似た赤い瞳。身長は160cmでヒールを履くと163cm程。女子の割に身長が高めなので少し気にしてる。顔は母似なので父は自分に似なくて良かったとほっとしているそう。髪は父親に似て肩まである茶髪で少しくせっ毛。スタイルはスレンダーで周りからは大人っぽいと言われている。
【性格】悪い事は悪い、良い事は良い事と自分の中に正義を持っている。簡単に言えば委員長気質。そしてポンコツ。最後の最後で詰めが甘かったりして失敗する。だから周りは何となく憎めない。と、外では比較的しっかりしているが、家の中だと甘々。母や父に甘える。最近は母には構ってもらえているが、退魔師の仕事が忙しいのか父に構って貰えずムスッとすることが多い。聡い子なので父や母の素性を何となく察して甘えはするもののあれが欲しいとかこれが欲しいとか我儘を言う事は無い。
【備考】成績は中の上。運動は中の中。部活は文芸部。本人は成績を両親の為に上げたいと思っているが、両親は両親の為じゃなく自分をもっと考えてもいいと思っている。そんな娘。もしかしたら居るかもという幻想。有り得るかもしれないifの世界線の話。
【sv】「私は穂乃火。よろしくね?お隣さん」「ここの問題は…そう、そんな風に式を動かして…うん完璧。お疲れ様」「貴方達、授業中は静かにってふわぁ!蜂来たぁ?!」「ママー?へへぇ、呼んでみただけー!」「パパいっつも仕事ばっかり…大変なのわかるけどちょっと休みなよ…」
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